危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.001

乙4 過去問 法令 No.001 ― 法令上製造所等の保安距離及び保有空地の要否について保安距…

問題文

法令上、製造所等の保安距離及び保有空地の要否について、保安距離及び保有空地のいずれも必要としない施設の組合せとして、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 屋内タンク貯蔵所、地下タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所
  2. 地下タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所、簡易タンク貯蔵所
  3. 屋外タンク貯蔵所、屋内タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所
  4. 屋内貯蔵所、地下タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所
  5. 屋内タンク貯蔵所、地下タンク貯蔵所、屋外貯蔵所

解答・解説

正解: 1

正解は「屋内タンク貯蔵所・地下タンク貯蔵所・移動タンク貯蔵所」の組み合わせです。この3つは建物の中や地中、車両に設置されるため、周囲に距離や空き地を確保する必要がありません。簡易タンク貯蔵所は屋外に置く場合は空き地が必要なので違います。屋外タンク・屋内貯蔵所・屋外貯蔵所は両方必要なので違います。

関連論点

タンク貯蔵所(屋内・屋外・地下・簡易)
【ポイント】 4種のタンク貯蔵所の「保安距離・保有空地の要否」「定期点検の条件」をタイプ別に整理することが核心。地下タンクは「無条件で定期点検必要・保安距離不要・保有空地不要」の3点セット。 【よく問われること】 ・地下タンク:保安距離不要・保有空地不要・倍数に関わらず定期点検必要・漏れ点検記録は10年間保存 ・屋内タンク:保安距離不要・保有空地不要、引火点40℃以上の第4類のみなら保安監督者不要 ・屋外タンク:保安距離・保有空地ともに必要、定期点検は200倍以上 ・簡易タンク:保安距離不要、屋外設置の場合は保有空地1m以上必要 【数値・例外】 ・簡易タンクの上限:1か所3基以下、各容量600L以下 ・地下タンクの漏れ点検記録:10年間保存(通常の点検記録は3年) ・保安距離・保有空地が両方不要:屋内タンク・地下タンク・移動タンク
移動タンク・移送取扱所
【ポイント】 移動タンク貯蔵所は「保安距離・保有空地・保安監督者がすべて不要」だが「乙種以上の取扱者の乗車」と「定期点検」は必要。移送取扱所は「倍数に関わらず予防規程・定期点検の両方必要」。 【よく問われること】 ・移動タンク:保安距離・保有空地・保安監督者すべて不要、乙種以上の乗車は必要、定期点検必要 ・標識:黒地に黄色の反射塗料で「危」、0.3m平方以上0.4m平方以下 ・給油時:エンジン停止・接地(アース)が必要 ・移送取扱所:倍数に関わらず予防規程・定期点検が必要 【数値・例外】 ・移動タンクの標識色は黄色(赤は誤り) ・移送では乙種以上の乗車必要、運搬では取扱者の乗車不要

ひっかけパターン解説

手続き・制度の混同
【どう騙されるか】 制度の条件や手続きの適用範囲をこっそり変える。「どの施設に」「どんな条件で」適用されるかを正確に覚えていないと見抜けない。 【含まれるパターン】 ・手続き種別のすり替え:燃焼範囲の下限界について「値が高いほど危険」「上限界が低いほど安全」と論理を逆転させる。不完全燃焼の生成物を「CO₂」にすり替える(正しくはCO=一酸化炭素)。 ・保有空地の要否ひっかけ:「保安距離・保有空地ともに不要な施設」の組み合わせを問う問題で、簡易タンク(屋外設置の場合は保有空地が必要)や屋内貯蔵所(保有空地必要)を混入させる。 ・免状書換えの条件ミス:書換えが必要な変更を「住所変更」に拡大する(正しくは氏名・本籍地の都道府県のみ)。新規交付申請先に「居住地の知事」を追加する(正しくは試験を受けた都道府県知事のみ)。 ・予防規程の作成義務:「すべての製造所等に予防規程が必要」とする全称命題の嘘。作成義務がない施設(屋内タンク・移動タンク・地下タンクなど)も含めてくる。 【見破り方】 ・保安距離・保有空地が両方不要な施設は「屋内タンク・地下タンク・移動タンク」の3つをセットで覚える(簡易タンクは屋外設置の場合は保有空地が必要)。 ・免状の書換えが必要なのは「氏名」と「本籍地の都道府県」の2つだけ。住所(居住地)は不要と断言できるようにしておく。 ・不完全燃焼でできるのは「CO(一酸化炭素)」。CO₂(二酸化炭素)が出てきたら完全燃焼の選択肢。

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