危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.034

乙4 過去問 法令 No.034 ― 法令上危険物保安統括管理者の選任及び届出に関する記述として…

問題文

法令上、危険物保安統括管理者の選任及び届出に関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 大量の危険物を貯蔵し、又は取り扱う政令で定める事業所の所有者等は、危険物保安統括管理者を定めなければならない。
  2. 危険物保安統括管理者を定めたとき、又は解任したときは、遅滞なくその旨を市町村長等に届け出なければならない。
  3. 第4類危険物を取り扱う製造所において、危険物保安統括管理者を定めなければならないのは、指定数量の3,000倍以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う場合である。
  4. 第4類危険物を取り扱う一般取扱所において、危険物保安監督者を定めなければならないのは、指定数量の3,000倍以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う場合に限られる。
  5. 危険物保安統括管理者は、当該事業所においてその事業の実施を統括管理する者をもって充てなければならない。

解答・解説

正解: 4

危険物保安監督者になれるのは、甲種または乙種危険物取扱者で、6か月以上の実務経験がある人です。丙種では保安監督者になれません。また免状の種類(甲・乙)に応じた危険物の監督のみ行えます。

関連論点

保安人員の選任・届出
【ポイント】 保安監督者・保安統括管理者・危険物施設保安員の3種の役職について、「誰がなれるか」「どの施設で必要か」「届出の時期」を整理することが核心。 【よく問われること】 ・保安監督者になれる人:甲種または乙種の免状所持者で6か月以上の実務経験(丙種は不可) ・選任・解任の届出:遅滞なく市町村長等に届出(事前不要、認可不要) ・危険物施設保安員の選任義務がある施設:指定数量100倍以上の製造所・一般取扱所、移送取扱所 ・保安統括管理者:指定数量3000倍以上の事業所が対象(危険物取扱者でなくてもなれる) 【数値・例外】 ・危険物施設保安員が不要な施設:屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所など ・引火点40℃以上の第4類のみを扱う場合は保安監督者が不要な施設:簡易タンク・屋内タンク・販売取扱所 ・地下タンク貯蔵所は「引火点40℃以上かつ倍数30以下」の両方を満たす場合のみ不要

ひっかけパターン解説

主語・権限のすり替え
【どう騙されるか】 「誰が」「何を対象に」という部分をこっそり入れ替える。手続きの内容は正しくても権限者や対象物質が違う、というパターンが多い。法令問題で最も出題頻度が高いグループ。 【含まれるパターン】 ・主語・目的語のすり替え:蒸気比重の基準を「空気」ではなく「水」とする。蒸気比重>1なのに「空気より軽く高所に滞留する」と逆転させる。 ・水溶性・非水溶性の逆転:計算問題でアセトン・グリセリン・酢酸などの水溶性物質を「非水溶性」として指定数量を誤認させる(例:アセトンを200Lと計算させる→正解は400L)。 ・許可・承認・届出のすり替え:予防規程の「認可」を「届出」や「許可」に変える。保安監督者の選任解任(届出)を「許可」や「認可」に変える。 ・仮貯蔵の承認権者ミス:仮貯蔵の承認者は「消防長・消防署長」なのに「市町村長等」にすり替える。仮使用(工事中の部分使用)の承認者「市町村長等」との混同を狙う。 ・丙種の権限オーバー:丙種が第4類すべてを扱えると拡大する(正しくは特定物質のみ)。丙種が保安監督者になれると誤認させる。 ・立会い権限の拡大:乙種の立会いで全類の危険物が扱えると誤認させる(正しくは免状の類のみ)。 【見破り方】 ・仮貯蔵と仮使用は「セット暗記」で対策。仮貯蔵=消防長・消防署長、仮使用=市町村長等と決め打ちで覚える。 ・計算問題でアセトン・グリセリン・ピリジン・エチレングリコール・酢酸が登場したら「これは水溶性か」を必ず確認する(水溶性の指定数量は非水溶性の2倍)。 ・丙種は「第4類の一部のみ・立会い不可・保安監督者不可」の3点禁止を常に思い出す。

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