危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.036
乙4 過去問 法令 No.036 ― 法令上丙種危険物取扱者の権限及び制限に関する記述として正…
問題文
法令上、丙種危険物取扱者の権限及び制限に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- 丙種危険物取扱者は、第4類危険物のすべてを取り扱い、及びその取扱作業に立ち会うことができる。
- 丙種危険物取扱者は、6ヶ月以上の危険物取扱いの実務経験があれば、危険物保安監督者に選任されることができる。
- 丙種危険物取扱者は、ガソリン、灯油、軽油等特定の第4類危険物のみを自ら取り扱うことができるが、無資格者の取扱作業に立ち会うことはできない。
- 丙種危険物取扱者が立ち会えば、無資格の者でも第4類危険物のすべてを取り扱うことができる。
- 丙種危険物取扱者は、第4類危険物以外の危険物であっても、市町村長等の許可を受ければ取り扱うことができる。
解答・解説
正解: 3
丙種危険物取扱者が扱えるのは第4類の中でもガソリン・灯油・軽油・第3石油類・第4石油類・動植物油類など特定のものに限られます。第4類のすべてを扱えるわけではなく、アルコール類や特殊引火物は扱えません。また無資格者への立会いもできません。
関連論点
危険物取扱者の権限・標識・その他
【ポイント】
甲・乙・丙種の権限の違い、標識・掲示板の規格・記載事項、免状の申請先を整理する。丙種は「立会い不可・保安監督者不可」が最大の制限。
【よく問われること】
・甲種:全類の取扱い・立会いが可能
・乙種:免状の類のみ取扱い・立会いが可能
・丙種:特定の第4類のみ可能、立会い不可、保安監督者不可
・標識の規格:幅0.3m以上・長さ0.6m以上
・移動タンクの標識:黒地に黄色で「危」、0.3m平方以上0.4m平方以下
・掲示板の記載:類・品名・最大数量・倍数(消火方法の記載義務なし)
・第4類の掲示板:「火気厳禁」(赤地に白文字)
【数値・例外】
・新規交付申請先:試験を受けた都道府県知事のみ
・書換え申請先:交付・居住地・勤務地の知事のいずれでも可
・再交付申請先:交付または書換えした都道府県知事のみ
・亡失免状の発見時:10日以内に再交付知事へ提出
ひっかけパターン解説
主語・権限のすり替え
【どう騙されるか】
「誰が」「何を対象に」という部分をこっそり入れ替える。手続きの内容は正しくても権限者や対象物質が違う、というパターンが多い。法令問題で最も出題頻度が高いグループ。
【含まれるパターン】
・主語・目的語のすり替え:蒸気比重の基準を「空気」ではなく「水」とする。蒸気比重>1なのに「空気より軽く高所に滞留する」と逆転させる。
・水溶性・非水溶性の逆転:計算問題でアセトン・グリセリン・酢酸などの水溶性物質を「非水溶性」として指定数量を誤認させる(例:アセトンを200Lと計算させる→正解は400L)。
・許可・承認・届出のすり替え:予防規程の「認可」を「届出」や「許可」に変える。保安監督者の選任解任(届出)を「許可」や「認可」に変える。
・仮貯蔵の承認権者ミス:仮貯蔵の承認者は「消防長・消防署長」なのに「市町村長等」にすり替える。仮使用(工事中の部分使用)の承認者「市町村長等」との混同を狙う。
・丙種の権限オーバー:丙種が第4類すべてを扱えると拡大する(正しくは特定物質のみ)。丙種が保安監督者になれると誤認させる。
・立会い権限の拡大:乙種の立会いで全類の危険物が扱えると誤認させる(正しくは免状の類のみ)。
【見破り方】
・仮貯蔵と仮使用は「セット暗記」で対策。仮貯蔵=消防長・消防署長、仮使用=市町村長等と決め打ちで覚える。
・計算問題でアセトン・グリセリン・ピリジン・エチレングリコール・酢酸が登場したら「これは水溶性か」を必ず確認する(水溶性の指定数量は非水溶性の2倍)。
・丙種は「第4類の一部のみ・立会い不可・保安監督者不可」の3点禁止を常に思い出す。
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