危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.072
乙4 過去問 法令 No.072 ― 法令上市町村長等が行う保安に関する検査(定期保安検査)を受…
問題文
法令上、市町村長等が行う保安に関する検査(定期保安検査)を受けなければならない製造所等の対象として、正しいものはどれか。
選択肢
- 指定数量の倍数が10,000以上のすべての製造所
- 指定数量の倍数にかかわらず、すべての移送取扱所
- 容量が10,000キロリットル以上の特定屋外タンク貯蔵所
- 容量が1,000キロリットル以上のすべての屋外タンク貯蔵所
- 容量が10,000キロリットル以上の地下タンク貯蔵所
解答・解説
正解: 3
定期保安検査の対象は特定屋外タンク貯蔵所(容量1万kL以上)と移送取扱所です。不等沈下などの異常が生じた場合は臨時保安検査を受けます。1,000kL以上は準特定屋外タンク貯蔵所で別の基準が適用されます。
関連論点
定期点検・保安検査
【ポイント】
定期点検は施設の種類と倍数によって義務の有無が決まる。保安検査(定期保安検査)は容量1万kL以上の特定屋外タンクと移送取扱所が対象。「1万kL」と「1,000kL」の数値すり替えが頻出。
【よく問われること】
・定期点検の頻度:年1回以上、記録は原則3年間保存
・倍数に関わらず定期点検が必要な施設:地下タンク・移動タンク・移送取扱所
・定期保安検査の対象:特定屋外タンク貯蔵所(容量1万kL以上)・移送取扱所
【数値・例外】
・漏れ点検記録のみ10年間保存(通常の点検記録は3年)
・1,000kL以上=準特定屋外タンク(定期保安検査対象は1万kL以上)
ひっかけパターン解説
否定・例外の逆転
【どう騙されるか】
正しい数値や事実を「全部」「すべて」という全称命題に拡大するか、施設・物質の条件数値を微妙にズラして正誤を逆転させる。計算問題では指定数量を誤認させて答えを狂わせる。
【含まれるパターン】
・否定の逆転(数値・倍数のズラし):計算問題でジエチルエーテル・二硫化炭素・酸化プロピレン(指定数量50L)を「200L相当の第1石油類」として誤認させて計算を狂わせる。施設の倍数条件(屋外貯蔵所100倍と屋内貯蔵所150倍)を入れ替える。定期保安検査の「1万kL以上」を「1,000kL以上」にズラす。
・状態の例外無視:「二硫化炭素は水の中に沈めて保存する」という特殊な保存方法を「すべての第4類危険物に水を張って保存する」と全体化する全称命題の嘘。
【見破り方】
・計算問題に特殊引火物が登場したら指定数量は「50L」と即答できるようにしておく(ガソリンの200Lと混同しない)。
・施設の倍数基準は「製造所・一般取扱所10倍、屋外貯蔵所100倍、屋内貯蔵所150倍、屋外タンク200倍」と大きい順に整理して覚える。
・「水を張って保存」は二硫化炭素だけの特例。「すべて〜する」という記述が出たら必ず例外を疑う。
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