危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.074

乙4 過去問 法令 No.074 ― 法令上製造所等が保たなければならない保安距離の基準に関する…

問題文

法令上、製造所等が保たなければならない保安距離の基準に関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 学校、病院、劇場その他多数の人を収容する施設からは、50m以上の距離を保たなければならない。
  2. 重要文化財、重要有形民俗文化財等として指定された建造物からは、50m以上の距離を保たなければならない。
  3. 製造所の存する敷地外にある一般の住居からは、10m以上の距離を保たなければならない。
  4. 使用電圧が7,000Vを超え35,000V以下の特別高圧架空電線からは、水平距離で3m以上の距離を保たなければならない。
  5. 使用電圧が35,000Vを超える特別高圧架空電線からは、水平距離で5m以上の距離を保たなければならない。

解答・解説

正解: 1

保安距離の基準は、学校・病院・劇場等は30m以上、重要文化財等は50m以上、一般住居は10m以上、高圧架空電線は3〜5m以上(電圧によって異なる)です。数字の組み合わせが問われるので整理して覚えましょう。

関連論点

保安距離
【ポイント】 保安距離は5施設(製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク・屋外貯蔵所・一般取扱所)のみ必要。数値の組み合わせを正確に覚えることが核心。 【よく問われること】 ・一般住居:10m以上 ・学校・病院・劇場等:30m以上 ・重要文化財等:50m以上 ・高圧電線:7,000V超35,000V以下=3m以上、35,000V超=5m以上 【数値・例外】 ・電圧が高いほど距離が必要(3m→5m)

ひっかけパターン解説

否定・例外の逆転
【どう騙されるか】 正しい数値や事実を「全部」「すべて」という全称命題に拡大するか、施設・物質の条件数値を微妙にズラして正誤を逆転させる。計算問題では指定数量を誤認させて答えを狂わせる。 【含まれるパターン】 ・否定の逆転(数値・倍数のズラし):計算問題でジエチルエーテル・二硫化炭素・酸化プロピレン(指定数量50L)を「200L相当の第1石油類」として誤認させて計算を狂わせる。施設の倍数条件(屋外貯蔵所100倍と屋内貯蔵所150倍)を入れ替える。定期保安検査の「1万kL以上」を「1,000kL以上」にズラす。 ・状態の例外無視:「二硫化炭素は水の中に沈めて保存する」という特殊な保存方法を「すべての第4類危険物に水を張って保存する」と全体化する全称命題の嘘。 【見破り方】 ・計算問題に特殊引火物が登場したら指定数量は「50L」と即答できるようにしておく(ガソリンの200Lと混同しない)。 ・施設の倍数基準は「製造所・一般取扱所10倍、屋外貯蔵所100倍、屋内貯蔵所150倍、屋外タンク200倍」と大きい順に整理して覚える。 ・「水を張って保存」は二硫化炭素だけの特例。「すべて〜する」という記述が出たら必ず例外を疑う。

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