危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.097

乙4 過去問 法令 No.097 ― 法令上火災を予防するために予防規程を定めなければならない製…

問題文

法令上、火災を予防するために予防規程を定めなければならない製造所等と、その指定数量の倍数条件等の組合せとして、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 製造所 ―― 指定数量の倍数が200以上の場合
  2. 屋外タンク貯蔵所 ―― 指定数量の倍数が10以上の場合
  3. 屋外貯蔵所 ―― 指定数量の倍数が150以上の場合
  4. 屋内貯蔵所 ―― 指定数量の倍数が150以上の場合
  5. 一般取扱所 ―― 指定数量の倍数が100以上の場合

解答・解説

正解: 4

予防規程が必要な施設と倍数:製造所・一般取扱所は10倍以上、屋外タンク貯蔵所・屋内貯蔵所は150倍以上、屋外貯蔵所は100倍以上、給油取扱所・移送取扱所は倍数に関わらず必要です。

関連論点

製造所・一般取扱所
【ポイント】 製造所と一般取扱所は保安距離・保有空地ともに必要な基本施設。予防規程・定期点検・危険物施設保安員の倍数基準(10倍・100倍)と、禁止構造(地階・直火加熱)を整理する。 【よく問われること】 ・保安距離・保有空地:両方必要 ・予防規程が必要:指定数量10倍以上 ・定期点検が必要:指定数量100倍以上(または地下タンクを有する場合は無条件) ・危険物施設保安員が必要:指定数量100倍以上 ・製造所の構造:地階禁止、直火加熱設備禁止、可燃性蒸気は高所排出 【数値・例外】 ・一般取扱所も製造所と同じ倍数基準(10倍・100倍)が適用される ・保安監督者:甲・乙種で6か月以上の実務経験者(丙種は不可)
タンク貯蔵所(屋内・屋外・地下・簡易)
【ポイント】 4種のタンク貯蔵所の「保安距離・保有空地の要否」「定期点検の条件」をタイプ別に整理することが核心。地下タンクは「無条件で定期点検必要・保安距離不要・保有空地不要」の3点セット。 【よく問われること】 ・地下タンク:保安距離不要・保有空地不要・倍数に関わらず定期点検必要・漏れ点検記録は10年間保存 ・屋内タンク:保安距離不要・保有空地不要、引火点40℃以上の第4類のみなら保安監督者不要 ・屋外タンク:保安距離・保有空地ともに必要、定期点検は200倍以上 ・簡易タンク:保安距離不要、屋外設置の場合は保有空地1m以上必要 【数値・例外】 ・簡易タンクの上限:1か所3基以下、各容量600L以下 ・地下タンクの漏れ点検記録:10年間保存(通常の点検記録は3年) ・保安距離・保有空地が両方不要:屋内タンク・地下タンク・移動タンク

ひっかけパターン解説

否定・例外の逆転
【どう騙されるか】 正しい数値や事実を「全部」「すべて」という全称命題に拡大するか、施設・物質の条件数値を微妙にズラして正誤を逆転させる。計算問題では指定数量を誤認させて答えを狂わせる。 【含まれるパターン】 ・否定の逆転(数値・倍数のズラし):計算問題でジエチルエーテル・二硫化炭素・酸化プロピレン(指定数量50L)を「200L相当の第1石油類」として誤認させて計算を狂わせる。施設の倍数条件(屋外貯蔵所100倍と屋内貯蔵所150倍)を入れ替える。定期保安検査の「1万kL以上」を「1,000kL以上」にズラす。 ・状態の例外無視:「二硫化炭素は水の中に沈めて保存する」という特殊な保存方法を「すべての第4類危険物に水を張って保存する」と全体化する全称命題の嘘。 【見破り方】 ・計算問題に特殊引火物が登場したら指定数量は「50L」と即答できるようにしておく(ガソリンの200Lと混同しない)。 ・施設の倍数基準は「製造所・一般取扱所10倍、屋外貯蔵所100倍、屋内貯蔵所150倍、屋外タンク200倍」と大きい順に整理して覚える。 ・「水を張って保存」は二硫化炭素だけの特例。「すべて〜する」という記述が出たら必ず例外を疑う。

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