危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.115

乙4 過去問 法令 No.115 ― 法令上給油取扱所の技術上の基準及び手続き並びに危険物を運…

問題文

法令上、給油取扱所の技術上の基準及び手続き、並びに危険物を運搬容器に収納する際の基準に関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 給油取扱所は、学校、病院、劇場等の多数の人を収容する施設からの保安距離を保つ必要はない。
  2. 給油取扱所は、消防活動及び延焼防止のため、敷地の周囲に保有空地を確保する必要はない。
  3. 給油取扱所は、指定数量の倍数に関わらず、火災を予防するための予防規程を定め、市町村長等の認可を受けなければならない。
  4. 液体の危険物を運搬容器に収納する場合は、将来の需要増加に伴う追加貯蔵を見越し、あらかじめ一定の空間容積を確保しておかなければならない。
  5. 液体の危険物を運搬容器に収納する場合は、温度上昇による液体の体積膨張によつて容器が破損し、又は危険物が漏れることを防ぐため、十分な空間容積を確保しなければならない。

解答・解説

正解: 4

液体危険物の運搬容器には空間容積を確保します。温度上昇で液体が膨張しても容器が破損しないようにするためです。内容積の98%以下(2%以上の空間)が基準です。

関連論点

給油・販売取扱所
【ポイント】 給油取扱所は「保安距離・保有空地が不要」でも「倍数に関わらず予防規程は必要」という逆転パターンが頻出。販売取扱所は引火点40℃以上の第4類のみなら保安監督者が不要。 【よく問われること】 ・給油取扱所:保安距離不要・保有空地不要、予防規程は倍数に関わらず必要 ・地下タンクを持つ場合は定期点検も必要、漏れ点検記録は10年間保存 ・セルフスタンドのホース色:レギュラー=赤、ハイオク=黄色、軽油=緑 【数値・例外】 ・給油取扱所は保安距離不要なのに予防規程は無条件で必要(法律の規定) ・ホース色は誤給油防止のため:赤(レギュラー)・黄(ハイオク)・緑(軽油)を確実に覚える

ひっかけパターン解説

保存・取扱いの逆転
【どう騙されるか】 特殊���保存方法や構造基準を「他の物質や施設にも適用できる」と誤認させたり、空間容積を確保する理由を「重量軽減」「追加貯蔵のため」などもっともらしい偽理由に差し替える。 【含まれるパターン】 ・換気設備の設置場所:第4類の蒸気は空気より重いため低所に滞留する。だから排出先は屋外の「高所」なのに「低所」にすり替える。蒸気の性質(重い→低所に溜まる)を知らないと見抜けない。 ・特殊な保存方法の逆転:二硫化炭素(液比重1.26)の水没保存を、ジエチルエーテル(液比重0.71)にも使えると誤認させる。ジエチルエーテ���は水に浮くため水没保存は不可能。 ・自己燃焼の条件ミス:第5類危険物(自己反応性物質)は分子内に酸素と可燃分を含むため外部の酸素なしで燃���・爆発する。これを「外部の酸素が必要」と逆転させ、窒息消火が有効と誤認させる。 ・空間容積の目的ミス:運搬容器に空間(内容積の98%以下)を確保するのは「温度上昇による液体の膨張で容器が破損するのを防ぐため」なのに、「将来の追加貯蔵のため」「重量軽減のため」という全く別の目的にすり替える。 【見破り方】 ・第4類の蒸気は「重い→低所に溜まる→排出は高所へ」の3ステップをセットで覚える。「低所排出」が出たら即×。 ・水没保存できるのは二硫化炭素だけ(液比重1.26で水より重く、水に溶けない)。ジエチルエーテルは液比重0.71で水に浮くため不可。 ・運搬容器の空間確保の目的は「膨張による容器破損防止」のみ。他の目的が出てきたら即×。内容積98%以下(2%以上の空間)の数値もセットで覚える。

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