危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.117
乙4 過去問 法令 No.117 ― 法令上地下タンク貯蔵所に関する基準の記述として誤っている…
問題文
法令上、地下タンク貯蔵所に関する基準の記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 地下タンク貯蔵所は、学校や病院等の多数の人を収容する施設等からの保安距離を保つ必要はない。
- 地下タンク貯蔵所は、指定数量の倍数に関わらず、定期点検を実施し、その記録を保存しなければならない。
- 地下タンク貯蔵所は、指定数量の倍数に関わらず、その周囲に消防活動上必要な保有空地を確保しなければならない。
- 地下タンク貯蔵所において、指定数量の倍数が30以下であり、かつ引火点が40度以上の第4類危険物のみを貯蔵又は取扱う場合は、危険物保安監督者を定める必要はない。
- 地下タンク貯蔵所は、指定数量の倍数に関わらず、予防規程を定める必要はない。
解答・解説
正解: 3
地下タンク貯蔵所は保安距離・保有空地ともに不要です。倍数に関わらず無条件で定期点検が必要で、漏れの点検記録は10年間保存します。保安監督者は引火点40℃以上の第4類のみ扱う場合は不要です。
関連論点
タンク貯蔵所(屋内・屋外・地下・簡易)
【ポイント】
4種のタンク貯蔵所の「保安距離・保有空地の要否」「定期点検の条件」をタイプ別に整理することが核心。地下タンクは「無条件で定期点検必要・保安距離不要・保有空地不要」の3点セット。
【よく問われること】
・地下タンク:保安距離不要・保有空地不要・倍数に関わらず定期点検必要・漏れ点検記録は10年間保存
・屋内タンク:保安距離不要・保有空地不要、引火点40℃以上の第4類のみなら保安監督者不要
・屋外タンク:保安距離・保有空地ともに必要、定期点検は200倍以上
・簡易タンク:保安距離不要、屋外設置の場合は保有空地1m以上必要
【数値・例外】
・簡易タンクの上限:1か所3基以下、各容量600L以下
・地下タンクの漏れ点検記録:10年間保存(通常の点検記録は3年)
・保安距離・保有空地が両方不要:屋内タンク・地下タンク・移動タンク
ひっかけパターン解説
手続き・制度の混同
【どう騙されるか】
制度の条件や手続きの適用範囲をこっそり変える。「どの施設に」「どんな条件で」適用されるかを正確に覚えていないと見抜けない。
【含まれるパターン】
・手続き種別のすり替え:燃焼範囲の下限界について「値が高いほど危険」「上限界が低いほど安全」と論理を逆転させる。不完全燃焼の生成物を「CO₂」にすり替える(正しくはCO=一酸化炭素)。
・保有空地の要否ひっかけ:「保安距離・保有空地ともに不要な施設」の組み合わせを問う問題で、簡易タンク(屋外設置の場合は保有空地が必要)や屋内貯蔵所(保有空地必要)を混入させる。
・免状書換えの条件ミス:書換えが必要な変更を「住所変更」に拡大する(正しくは氏名・本籍地の都道府県のみ)。新規交付申請先に「居住地の知事」を追加する(正しくは試験を受けた都道府県知事のみ)。
・予防規程の作成義務:「すべての製造所等に予防規程が必要」とする全称命題の嘘。作成義務がない施設(屋内タンク・移動タンク・地下タンクなど)も含めてくる。
【見破り方】
・保安距離・保有空地が両方不要な施設は「屋内タンク・地下タンク・移動タンク」の3つをセットで覚える(簡易タンクは屋外設置の場合は保有空地が必要)。
・免状の書換えが必要なのは「氏名」と「本籍地の都道府県」の2つだけ。住所(居住地)は不要と断言できるようにしておく。
・不完全燃焼でできるのは「CO(一酸化炭素)」。CO₂(二酸化炭素)が出てきたら完全燃焼の選択肢。
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