危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.006
乙4 過去問 基礎物理化学 No.006 ― 消火理論(消火の4要素)に関する記述として正しいものはどれ…
問題文
消火理論(消火の4要素)に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- 窒息消火とは、燃焼物周辺の空気中の酸素濃度を通常の21%以下に低下させることで、燃焼を停止させる消火方法である。
- 抑制消火とは、水や強化液などの消火剤を用いて、燃焼物を引火点や発火点以下に強力に冷却する消火方法である。
- 除去消火とは、ガスの元栓を閉めるなど、燃焼している可燃物そのものを取り除くか、供給を断つ消火方法である。
- 冷却消火とは、可燃性ガスの濃度を燃焼下限界未満に下げることで、燃焼の連鎖反応を停止させる消火方法である。
- ハロゲン化物消火剤を用いた消火は、酸素を物理的に取り除く除去消火に該当する。
解答・解説
正解: 3
正解は「除去消火=燃えているものを取り除く・供給を断つ」です。ガスの元栓を閉めるのが典型例です。窒息消火は酸素濃度を15%以下に下げる方法です(21%以下ではない)。抑制消火はハロゲン化物などの化学的な方法で連鎖反応を止めることです。
関連論点
消火理論と消火剤
【ポイント】
消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。
【よく問われること】
・冷却消火:水・強化液(温度を下げる)
・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる)
・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する
・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ)
・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり
・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用
【数値・例外】
・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り)
・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり
・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)
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