危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.007
乙4 過去問 性質・消火 No.007 ― 第4類危険物の一般的な性状について正しいものはどれか…
問題文
第4類危険物の一般的な性状について、正しいものはどれか。
選択肢
- すべての物質の液比重は1より小さく、水に浮く。
- 蒸気比重は1より小さいため、可燃性蒸気は高所に滞留しやすい。
- すべての物質が水に溶けない性質を有している。
- 常温(20℃)で液状の引火性物質であり、発生する可燃性蒸気は空気より重い。
- 引火点が常温(20℃)以下のものしか存在しない。
解答・解説
正解: 4
正解は「第4類は常温で液体の引火性物質で、蒸気は空気より重い」です。液比重が1より小さいものが多いですが、二硫化炭素のように水より重いものもあります。アセトンのように水に溶けるものもあるため「すべて水に溶けない」は誤りです。引火点が常温以下のものだけではなく、灯油や重油のように高いものもあります。
関連論点
第4類の基本性状・取扱い・貯蔵
【ポイント】
第4類危険物は「常温で液体の引火性物質」。蒸気は空気より重い(蒸気比重>1)ため低所に滞留する。これが取扱い・貯蔵の注意点すべての根拠になる。
【よく問われること】
・蒸気は低所に滞留→排出は屋外の「高所」(低所は誤り)
・静電気対策:接地(アース)・流速を遅くする・湿度を高く保つ・綿素材作業服着用
・水没保存:二硫化炭素のみ可(液比重1.26)、ジエチルエーテルは不可(水に浮く)
・液比重>1の例外:二硫化炭素(1.26)・ニトロベンゼン(1.2)・クロロベンゼン(1.1)・アニリン(1.02)・酢酸(1.05)
・品名の引火点基準:第1石油類(21℃未満)→第2(21〜70℃未満)→第3(70〜200℃未満)→第4(200〜250℃未満)
【数値・例外】
・二硫化炭素の発火点:90℃(第4類で最低)、引火点:−30℃
・「第4類はすべて水より軽い」「すべて水に溶けない」はどちらも誤り
ひっかけパターン解説
主語・権限のすり替え
【どう騙されるか】
「誰が」「何を対象に」という部分をこっそり入れ替える。手続きの内容は正しくても権限者や対象物質が違う、というパターンが多い。法令問題で最も出題頻度が高いグループ。
【含まれるパターン】
・主語・目的語のすり替え:蒸気比重の基準を「空気」ではなく「水」とする。蒸気比重>1なのに「空気より軽く高所に滞留する」と逆転させる。
・水溶性・非水溶性の逆転:計算問題でアセトン・グリセリン・酢酸などの水溶性物質を「非水溶性」として指定数量を誤認させる(例:アセトンを200Lと計算させる→正解は400L)。
・許可・承認・届出のすり替え:予防規程の「認可」を「届出」や「許可」に変える。保安監督者の選任解任(届出)を「許可」や「認可」に変える。
・仮貯蔵の承認権者ミス:仮貯蔵の承認者は「消防長・消防署長」なのに「市町村長等」にすり替える。仮使用(工事中の部分使用)の承認者「市町村長等」との混同を狙う。
・丙種の権限オーバー:丙種が第4類すべてを扱えると拡大する(正しくは特定物質のみ)。丙種が保安監督者になれると誤認させる。
・立会い権限の拡大:乙種の立会いで全類の危険物が扱えると誤認させる(正しくは免状の類のみ)。
【見破り方】
・仮貯蔵と仮使用は「セット暗記」で対策。仮貯蔵=消防長・消防署長、仮使用=市町村長等と決め打ちで覚える。
・計算問題でアセトン・グリセリン・ピリジン・エチレングリコール・酢酸が登場したら「これは水溶性か」を必ず確認する(水溶性の指定数量は非水溶性の2倍)。
・丙種は「第4類の一部のみ・立会い不可・保安監督者不可」の3点禁止を常に思い出す。
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