危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.021

乙4 過去問 性質・消火 No.021 ― 第4類危険物に含まれる有毒性や腐食性を有する物質の取扱いの記…

問題文

第4類危険物に含まれる有毒性や腐食性を有する物質の取扱いの記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. アセトアルデヒドの蒸気は毒性があり、吸入すると粘膜を刺激するため、換気の良い場所で取り扱う。
  2. メタノールは人体に対して無害なアルコールであるため、蒸気を吸入したり皮膚に触れたりしても中毒を起こす危険性はない。
  3. ベンゼンの蒸気は有毒であり、慢性中毒を起こす危険があるため、取り扱う際は蒸気の吸入を避ける。
  4. 酢酸は強い腐食性を有しており、皮膚に触れると薬傷を起こすため、保護具を着用して取り扱う。
  5. クロロベンゼンの蒸気は有毒であり、空気より重く低所に滞留しやすいため、通風や換気を十分に行う。

解答・解説

正解: 2

メタノールは非常に毒性が強く、飲んだり蒸気を吸い込むと視力障害や最悪死に至ります。無色でエタノール(飲用アルコール)と見た目が似ているため誤飲事故に注意が必要です。引火点は11℃で常温でも引火の危険があります。

関連論点

第4類の基本性状・取扱い・貯蔵
【ポイント】 第4類危険物は「常温で液体の引火性物質」。蒸気は空気より重い(蒸気比重>1)ため低所に滞留する。これが取扱い・貯蔵の注意点すべての根拠になる。 【よく問われること】 ・蒸気は低所に滞留→排出は屋外の「高所」(低所は誤り) ・静電気対策:接地(アース)・流速を遅くする・湿度を高く保つ・綿素材作業服着用 ・水没保存:二硫化炭素のみ可(液比重1.26)、ジエチルエーテルは不可(水に浮く) ・液比重>1の例外:二硫化炭素(1.26)・ニトロベンゼン(1.2)・クロロベンゼン(1.1)・アニリン(1.02)・酢酸(1.05) ・品名の引火点基準:第1石油類(21℃未満)→第2(21〜70℃未満)→第3(70〜200℃未満)→第4(200〜250℃未満) 【数値・例外】 ・二硫化炭素の発火点:90℃(第4類で最低)、引火点:−30℃ ・「第4類はすべて水より軽い」「すべて水に溶けない」はどちらも誤り
毒性・腐食性
【ポイント】 第4類危険物の中で毒性が特に高い物質と、液比重が1より大きい物質の組み合わせが頻出。「水より重い+有毒」の物質を正確に押さえることが核心。 【よく問われること】 ・メタノール:視力障害・死亡(飲用厳禁)、エタノールと外見が似ており誤飲事故に注意 ・ベンゼン:発がん性・造血機能障害(白血病)、第4類で最も毒性が高い ・ニトロベンゼン・アニリン:有毒かつ液比重>1(水より重い) ・二硫化炭素:燃焼すると有毒な二酸化硫黄(SO₂)を発生 【数値・例外】 ・液比重>1かつ有毒:二硫化炭素(1.26)・ニトロベンゼン(1.2)・アニリン(1.02)・クロロベンゼン(1.1)

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