危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.011
乙4 過去問 法令 No.011 ― 法令上製造所等が保たなければならない保安距離の基準として…
問題文
法令上、製造所等が保たなければならない保安距離の基準として、正しいものはどれか。
選択肢
- 重要文化財、重要有形民俗文化財等として指定された建造物からは、30m以上の距離を保たなければならない。
- 学校、病院、劇場その他多数の人を収容する施設からは、50m以上の距離を保たなければならない。
- 製造所の存する敷地外にある一般の住居からは、30m以上の距離を保たなければならない。
- 使用電圧が7,000Vを超え35,000V以下の特別高圧架空電線からは、水平距離で3m以上の距離を保たなければならない。
- 使用電圧が35,000Vを超える特別高圧架空電線からは、水平距離で3m以上の距離を保たなければならない。
解答・解説
正解: 4
正解は「7,000Vを超え35,000V以下の高圧電線からは水平距離3m以上」です。重要文化財は50m以上、学校・病院・劇場は30m以上、一般住居は10m以上が正しい距離です。35,000Vを超える電線は5m以上必要なので、3mとした選択肢は誤りです。
関連論点
保安距離
【ポイント】
保安距離は5施設(製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク・屋外貯蔵所・一般取扱所)のみ必要。数値の組み合わせを正確に覚えることが核心。
【よく問われること】
・一般住居:10m以上
・学校・病院・劇場等:30m以上
・重要文化財等:50m以上
・高圧電線:7,000V超35,000V以下=3m以上、35,000V超=5m以上
【数値・例外】
・電圧が高いほど距離が必要(3m→5m)
ひっかけパターン解説
否定・例外の逆転
【どう騙されるか】
正しい数値や事実を「全部」「すべて」という全称命題に拡大するか、施設・物質の条件数値を微妙にズラして正誤を逆転させる。計算問題では指定数量を誤認させて答えを狂わせる。
【含まれるパターン】
・否定の逆転(数値・倍数のズラし):計算問題でジエチルエーテル・二硫化炭素・酸化プロピレン(指定数量50L)を「200L相当の第1石油類」として誤認させて計算を狂わせる。施設の倍数条件(屋外貯蔵所100倍と屋内貯蔵所150倍)を入れ替える。定期保安検査の「1万kL以上」を「1,000kL以上」にズラす。
・状態の例外無視:「二硫化炭素は水の中に沈めて保存する」という特殊な保存方法を「すべての第4類危険物に水を張って保存する」と全体化する全称命題の嘘。
【見破り方】
・計算問題に特殊引火物が登場したら指定数量は「50L」と即答できるようにしておく(ガソリンの200Lと混同しない)。
・施設の倍数基準は「製造所・一般取扱所10倍、屋外貯蔵所100倍、屋内貯蔵所150倍、屋外タンク200倍」と大きい順に整理して覚える。
・「水を張って保存」は二硫化炭素だけの特例。「すべて〜する」という記述が出たら必ず例外を疑う。
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