危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.010

乙4 過去問 法令 No.010 ― 法令上指定数量以上の危険物を仮に貯蔵し又は取り扱う場合の…

問題文

法令上、指定数量以上の危険物を仮に貯蔵し、又は取り扱う場合の手続きについて、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 指定数量以上の危険物は、原則として製造所、貯蔵所及び取扱所以外の場所で貯蔵し、又は取り扱ってはならない。
  2. 所轄消防長又は消防署長の承認を受けた場合は、指定数量以上の危険物を仮に貯蔵し、又は取り扱うことができる。
  3. 仮に貯蔵し、又は取り扱うことができる期間は、10日以内と規定されている。
  4. 指定数量以上の危険物を仮に貯蔵し、又は取り扱う場合は、あらかじめ市町村長等の許可を受けなければならない。
  5. 仮貯蔵又は仮取扱いの承認を受けようとする者は、申請書を所轄消防長又は消防署長に提出しなければならない。

解答・解説

正解: 4

誤りは「仮貯蔵・仮取扱いに市町村長等の許可が必要」とした選択肢です。正しくは消防長または消防署長の「承認」が必要です。許可ではなく承認、市町村長等ではなく消防長等、この2点がポイントです。期間は10日以内という点は正しいです。

関連論点

仮貯蔵・仮取扱いの承認
【ポイント】 製造所等以外での指定数量以上の危険物の仮貯蔵・仮取扱いには「所轄消防長または消防署長」の承認が必要。「市町村長等」「許可」「10日以内」の3点を正確に覚えることが核心。「市町村長等」にすり替えたひっかけが最頻出。 【よく問われること】 ・承認権者:所轄消防長または消防署長(市町村長等は誤り) ・手続きの種別:「承認」(許可でも届出でもない) ・期間:10日以内 ・仮使用(工事中の部分使用)の承認者は市町村長等(仮貯蔵と逆) 【数値・例外】 ・仮貯蔵の承認者=消防長・消防署長 仮使用の承認者=市町村長等(この逆が頻出ひっかけ) ・指定数量未満は消防法ではなく市町村条例の規制対象

ひっかけパターン解説

主語・権限のすり替え
【どう騙されるか】 「誰が」「何を対象に」という部分をこっそり入れ替える。手続きの内容は正しくても権限者や対象物質が違う、というパターンが多い。法令問題で最も出題頻度が高いグループ。 【含まれるパターン】 ・主語・目的語のすり替え:蒸気比重の基準を「空気」ではなく「水」とする。蒸気比重>1なのに「空気より軽く高所に滞留する」と逆転させる。 ・水溶性・非水溶性の逆転:計算問題でアセトン・グリセリン・酢酸などの水溶性物質を「非水溶性」として指定数量を誤認させる(例:アセトンを200Lと計算させる→正解は400L)。 ・許可・承認・届出のすり替え:予防規程の「認可」を「届出」や「許可」に変える。保安監督者の選任解任(届出)を「許可」や「認可」に変える。 ・仮貯蔵の承認権者ミス:仮貯蔵の承認者は「消防長・消防署長」なのに「市町村長等」にすり替える。仮使用(工事中の部分使用)の承認者「市町村長等」との混同を狙う。 ・丙種の権限オーバー:丙種が第4類すべてを扱えると拡大する(正しくは特定物質のみ)。丙種が保安監督者になれると誤認させる。 ・立会い権限の拡大:乙種の立会いで全類の危険物が扱えると誤認させる(正しくは免状の類のみ)。 【見破り方】 ・仮貯蔵と仮使用は「セット暗記」で対策。仮貯蔵=消防長・消防署長、仮使用=市町村長等と決め打ちで覚える。 ・計算問題でアセトン・グリセリン・ピリジン・エチレングリコール・酢酸が登場したら「これは水溶性か」を必ず確認する(水溶性の指定数量は非水溶性の2倍)。 ・丙種は「第4類の一部のみ・立会い不可・保安監督者不可」の3点禁止を常に思い出す。

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