危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.028
乙4 過去問 法令 No.028 ― 法令上危険物施設保安員を定めなければならない製造所等として…
問題文
法令上、危険物施設保安員を定めなければならない製造所等として、正しいものはどれか。
選択肢
- 指定数量の倍数が100以上の屋内貯蔵所
- 指定数量の倍数が100以上の屋外タンク貯蔵所
- 指定数量の倍数が100以上の一般取扱所
- 指定数量に関わらず、すべての給油取扱所
- 指定数量に関わらず、すべての屋外貯蔵所
解答・解説
正解: 3
正解は「指定数量の100倍以上の一般取扱所」です。危険物施設保安員の選任が必要なのは、製造所と一般取扱所で倍数100以上の場合、および移送取扱所です。屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所・屋外貯蔵所には選任義務がありません。
関連論点
保安人員の選任・届出
【ポイント】
保安監督者・保安統括管理者・危険物施設保安員の3種の役職について、「誰がなれるか」「どの施設で必要か」「届出の時期」を整理することが核心。
【よく問われること】
・保安監督者になれる人:甲種または乙種の免状所持者で6か月以上の実務経験(丙種は不可)
・選任・解任の届出:遅滞なく市町村長等に届出(事前不要、認可不要)
・危険物施設保安員の選任義務がある施設:指定数量100倍以上の製造所・一般取扱所、移送取扱所
・保安統括管理者:指定数量3000倍以上の事業所が対象(危険物取扱者でなくてもなれる)
【数値・例外】
・危険物施設保安員が不要な施設:屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所など
・引火点40℃以上の第4類のみを扱う場合は保安監督者が不要な施設:簡易タンク・屋内タンク・販売取扱所
・地下タンク貯蔵所は「引火点40℃以上かつ倍数30以下」の両方を満たす場合のみ不要
ひっかけパターン解説
数値・期限のズラし
【どう騙されるか】
試験で必ず出る「具体的な数字」を微妙にズラしたり、似た数値を入れ替えたりして正誤判断を狂わせる。数字に自信がないと「なんとなく正しそう」と通過させてしまう。
【含まれるパターン】
・数値のズラし:引火点と発火点の数値を入れ替える。「二硫化炭素の引火点は90℃」→誤り。90℃は発火点、引火点は−30℃。灯油の発火点(220℃)とガソリンの発火点(300℃)の大小も逆転させてくる。
・例外の隠ぺい:「第4類はすべて水より軽い」「すべて水に溶けない」のように、原則を全体に拡大して例外(二硫化炭素・酢酸・アニリンなど液比重>1の物質)を隠す。
・保存期間のズラし:定期点検記録の保存期間を「3年→5年」にズラす。地下タンクの漏れ点検記録(10年)と通常記録(3年)も混同させてくる。
・届出期限のズラし:「遅滞なく」行う届出(廃止・譲渡・監督者の選任解任)を「10日以内」や「あらかじめ」に変える。品名変更の「10日前まで」との混同も狙ってくる。
【見破り方】
・数字が出てきたら「これは引火点か、発火点か」を必ず確認する。90℃=二硫化炭素の「発火点」と決め打ちで覚える。
・「全部〜」「すべて〜」という全称表現が出たら例外がないか疑う。第4類で液比重>1の例外リスト(二硫化炭素・ニトロベンゼン・クロロベンゼン・アニリン・酢酸・エチレングリコール)を即座に思い浮かべる。
・届出に「10日以内」「30日以内」などの日数が入っていたら「本当にそんな期限があるか」を疑う。廃止・譲渡・選任解任は「遅滞なく」(期限なし)が正解。
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