危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.053

乙4 過去問 法令 No.053 ― 法令上製造所等の保安距離及び保有空地の要否について正しい…

問題文

法令上、製造所等の保安距離及び保有空地の要否について、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 給油取扱所及び地下タンク貯蔵所は、いずれも保安距離を保たなければならないが、保有空地は確保しなくてもよい。
  2. 給油取扱所は保安距離を保つ必要があるが、地下タンク貯蔵所は保安距離を保たなくてもよい。
  3. 給油取扱所及び地下タンク貯蔵所は、いずれも保安距離及び保有空地を確保する必要はない。
  4. 地下タンク貯蔵所は保有空地を確保する必要があるが、給油取扱所は保有空地を確保しなくてもよい。
  5. 給油取扱所及び地下タンク貯蔵所は、いずれも保有空地を確保しなければならないが、保安距離は保たなくてもよい。

解答・解説

正解: 3

給油取扱所(ガソリンスタンド)と地下タンク貯蔵所は保安距離が不要です。保安距離が必要な施設は製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所の5種類です。

関連論点

給油・販売取扱所
【ポイント】 給油取扱所は「保安距離・保有空地が不要」でも「倍数に関わらず予防規程は必要」という逆転パターンが頻出。販売取扱所は引火点40℃以上の第4類のみなら保安監督者が不要。 【よく問われること】 ・給油取扱所:保安距離不要・保有空地不要、予防規程は倍数に関わらず必要 ・地下タンクを持つ場合は定期点検も必要、漏れ点検記録は10年間保存 ・セルフスタンドのホース色:レギュラー=赤、ハイオク=黄色、軽油=緑 【数値・例外】 ・給油取扱所は保安距離不要なのに予防規程は無条件で必要(法律の規定) ・ホース色は誤給油防止のため:赤(レギュラー)・黄(ハイオク)・緑(軽油)を確実に覚える
タンク貯蔵所(屋内・屋外・地下・簡易)
【ポイント】 4種のタンク貯蔵所の「保安距離・保有空地の要否」「定期点検の条件」をタイプ別に整理することが核心。地下タンクは「無条件で定期点検必要・保安距離不要・保有空地不要」の3点セット。 【よく問われること】 ・地下タンク:保安距離不要・保有空地不要・倍数に関わらず定期点検必要・漏れ点検記録は10年間保存 ・屋内タンク:保安距離不要・保有空地不要、引火点40℃以上の第4類のみなら保安監督者不要 ・屋外タンク:保安距離・保有空地ともに必要、定期点検は200倍以上 ・簡易タンク:保安距離不要、屋外設置の場合は保有空地1m以上必要 【数値・例外】 ・簡易タンクの上限:1か所3基以下、各容量600L以下 ・地下タンクの漏れ点検記録:10年間保存(通常の点検記録は3年) ・保安距離・保有空地が両方不要:屋内タンク・地下タンク・移動タンク

ひっかけパターン解説

手続き・制度の混同
【どう騙されるか】 制度の条件や手続きの適用範囲をこっそり変える。「どの施設に」「どんな条件で」適用されるかを正確に覚えていないと見抜けない。 【含まれるパターン】 ・手続き種別のすり替え:燃焼範囲の下限界について「値が高いほど危険」「上限界が低いほど安全」と論理を逆転させる。不完全燃焼の生成物を「CO₂」にすり替える(正しくはCO=一酸化炭素)。 ・保有空地の要否ひっかけ:「保安距離・保有空地ともに不要な施設」の組み合わせを問う問題で、簡易タンク(屋外設置の場合は保有空地が必要)や屋内貯蔵所(保有空地必要)を混入させる。 ・免状書換えの条件ミス:書換えが必要な変更を「住所変更」に拡大する(正しくは氏名・本籍地の都道府県のみ)。新規交付申請先に「居住地の知事」を追加する(正しくは試験を受けた都道府県知事のみ)。 ・予防規程の作成義務:「すべての製造所等に予防規程が必要」とする全称命題の嘘。作成義務がない施設(屋内タンク・移動タンク・地下タンクなど)も含めてくる。 【見破り方】 ・保安距離・保有空地が両方不要な施設は「屋内タンク・地下タンク・移動タンク」の3つをセットで覚える(簡易タンクは屋外設置の場合は保有空地が必要)。 ・免状の書換えが必要なのは「氏名」と「本籍地の都道府県」の2つだけ。住所(居住地)は不要と断言できるようにしておく。 ・不完全燃焼でできるのは「CO(一酸化炭素)」。CO₂(二酸化炭素)が出てきたら完全燃焼の選択肢。

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