危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.055

乙4 過去問 法令 No.055 ― 法令上危険物保安監督者の選任及び解任の手続きに関する記述と…

問題文

法令上、危険物保安監督者の選任及び解任の手続きに関する記述として、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を選任したときは、あらかじめ市町村長等の許可を受けなければならない。
  2. 製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を選任したときは、遅滞なく市町村長等の認可を受けなければならない。
  3. 製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を解任したときは、遅滞なく市町村長等の承認を受けなければならない。
  4. 製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を選任し、又は解任したときは、遅滞なく市町村長等に届け出なければならない。
  5. 製造所等の所有者等は、危険物保安監督者を選任し、又は解任したときは、いずれも遅滞なく市町村長等の許可を受けなければならない。

解答・解説

正解: 4

保安監督者を選任・解任したときは「遅滞なく」市町村長等に届け出が必要です。事前届けではなく事後届けです。保安監督者になれるのは甲種または乙種の免状所持者で6か月以上の実務経験がある人です。

関連論点

保安人員の選任・届出
【ポイント】 保安監督者・保安統括管理者・危険物施設保安員の3種の役職について、「誰がなれるか」「どの施設で必要か」「届出の時期」を整理することが核心。 【よく問われること】 ・保安監督者になれる人:甲種または乙種の免状所持者で6か月以上の実務経験(丙種は不可) ・選任・解任の届出:遅滞なく市町村長等に届出(事前不要、認可不要) ・危険物施設保安員の選任義務がある施設:指定数量100倍以上の製造所・一般取扱所、移送取扱所 ・保安統括管理者:指定数量3000倍以上の事業所が対象(危険物取扱者でなくてもなれる) 【数値・例外】 ・危険物施設保安員が不要な施設:屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所など ・引火点40℃以上の第4類のみを扱う場合は保安監督者が不要な施設:簡易タンク・屋内タンク・販売取扱所 ・地下タンク貯蔵所は「引火点40℃以上かつ倍数30以下」の両方を満たす場合のみ不要

ひっかけパターン解説

主語・権限のすり替え
【どう騙されるか】 「誰が」「何を対象に」という部分をこっそり入れ替える。手続きの内容は正しくても権限者や対象物質が違う、というパターンが多い。法令問題で最も出題頻度が高いグループ。 【含まれるパターン】 ・主語・目的語のすり替え:蒸気比重の基準を「空気」ではなく「水」とする。蒸気比重>1なのに「空気より軽く高所に滞留する」と逆転させる。 ・水溶性・非水溶性の逆転:計算問題でアセトン・グリセリン・酢酸などの水溶性物質を「非水溶性」として指定数量を誤認させる(例:アセトンを200Lと計算させる→正解は400L)。 ・許可・承認・届出のすり替え:予防規程の「認可」を「届出」や「許可」に変える。保安監督者の選任解任(届出)を「許可」や「認可」に変える。 ・仮貯蔵の承認権者ミス:仮貯蔵の承認者は「消防長・消防署長」なのに「市町村長等」にすり替える。仮使用(工事中の部分使用)の承認者「市町村長等」との混同を狙う。 ・丙種の権限オーバー:丙種が第4類すべてを扱えると拡大する(正しくは特定物質のみ)。丙種が保安監督者になれると誤認させる。 ・立会い権限の拡大:乙種の立会いで全類の危険物が扱えると誤認させる(正しくは免状の類のみ)。 【見破り方】 ・仮貯蔵と仮使用は「セット暗記」で対策。仮貯蔵=消防長・消防署長、仮使用=市町村長等と決め打ちで覚える。 ・計算問題でアセトン・グリセリン・ピリジン・エチレングリコール・酢酸が登場したら「これは水溶性か」を必ず確認する(水溶性の指定数量は非水溶性の2倍)。 ・丙種は「第4類の一部のみ・立会い不可・保安監督者不可」の3点禁止を常に思い出す。

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