危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.142
乙4 過去問 法令 No.142 ― 法令上製造所等に設ける標識及び掲示板の技術上の基準に関する…
問題文
法令上、製造所等に設ける標識及び掲示板の技術上の基準に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- 製造所等(移動タンク貯蔵所を除く。)に設ける標識は、幅0.3m以上、長さ0.6m以上の板とし、黒地の板に黄色の文字で「危険物製造所等」と表示しなければならない。
- 製造所等に設ける掲示板には、危険物の類、品名、最大数量、指定数量の倍数、及び危険物施設保安員の氏名又は職名を記載しなければならない。
- 移動タンク貯蔵所の車両に掲げる標識は、幅0.3m以上、長さ0.6m以上の板とし、黒地の板に黄色の反射塗料等で「危」と表示しなければならない。
- 第一類の危険物のうちアルカリ金属の過酸化物を貯蔵する施設の注意事項の掲示板は、赤地に白色の文字で「禁水」と表示しなければならない。
- 第四類の危険物を貯蔵し、又は取り扱う施設の注意事項の掲示板は、赤地に白色の文字で「火気厳禁」と表示しなければならない。
解答・解説
正解: 5
第4類危険物の掲示板は「火気厳禁」です。禁水性物質(第3類など)は「禁水」、酸化性物質(第1類など)は「火気注意」または「可燃物接触注意」です。禁水の掲示板は青地に白文字です。
関連論点
危険物取扱者の権限・標識・その他
【ポイント】
甲・乙・丙種の権限の違い、標識・掲示板の規格・記載事項、免状の申請先を整理する。丙種は「立会い不可・保安監督者不可」が最大の制限。
【よく問われること】
・甲種:全類の取扱い・立会いが可能
・乙種:免状の類のみ取扱い・立会いが可能
・丙種:特定の第4類のみ可能、立会い不可、保安監督者不可
・標識の規格:幅0.3m以上・長さ0.6m以上
・移動タンクの標識:黒地に黄色で「危」、0.3m平方以上0.4m平方以下
・掲示板の記載:類・品名・最大数量・倍数(消火方法の記載義務なし)
・第4類の掲示板:「火気厳禁」(赤地に白文字)
【数値・例外】
・新規交付申請先:試験を受けた都道府県知事のみ
・書換え申請先:交付・居住地・勤務地の知事のいずれでも可
・再交付申請先:交付または書換えした都道府県知事のみ
・亡失免状の発見時:10日以内に再交付知事へ提出
ひっかけパターン解説
消火方法の誤適用
【どう騙されるか】
「水は冷却効果がある」「泡で消える」という一般的な知識を使って、本来やってはいけない消火方法を「有効」として提示する。消火設備の種別番号(第1〜5種)を1つズラして混乱させる手口も多い。
【含まれるパターン】
・油火災への不適切消火:「水は冷却効果が高い」という事実をもとに、ガソリン・灯油などの油火災に「棒状の水を放射する」を有効な消火方法として提示する。実際は油が飛び散り火災が拡大する最悪の手段。
・水溶性液体への消火ミス:アセトン・メタノール・エタノールなどの水溶性液体に「通常の泡消火剤」を使えばよいとする。実際は泡が溶けて消えてしまい無効。耐アルコール泡(水溶性液体用)が必要。
・消火設備の種別ズラし:屋内・屋外消火栓(第1種)、スプリンクラー(第2種)、泡・不活性ガスなど固定式(第3種)、大型消火器(第4種)、小型消火器・乾燥砂(第5種)の番号を1つズラして誤認させる。大型=第4種と小型=第5種の逆転も頻出。
【見破り方】
・油火災に棒状の水は「絶対禁止」。この一点は迷わず答えられるように確認する。霧状放水は油火災でも冷却効果あり(棒状とは異なる)。
・水溶性液体(アセトン・アルコール類など)の火災→通常の泡は無効→耐アルコール泡が必要、という流れを1セットで覚える。
・消火設備の種別は「1屋内外消火栓→2スプリンクラー→3固定式(泡など)→4大型消火器→5小型消火器・砂」の順番で数字と名前を対応させて覚える。
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