危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.001
乙4 過去問 基礎物理化学 No.001 ― 静電気の発生原理蓄積条件及び火災予防対策に関する記述とし…
問題文
静電気の発生原理、蓄積条件、及び火災予防対策に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- 金属などの電気の良導体は、プラスチックなどの絶縁体に比べて静電気が蓄積しやすいため、重点的に接地等の対策を行う必要がある。
- 静電気の蓄積を防止するため、作業場内の湿度はできるだけ低く保ち、空気を乾燥させることが有効である。
- 危険物を取り扱う配管内の流速を速くするほど、液体と管壁との摩擦時間が短くなるため、静電気の発生は抑制される。
- ガソリンなどの電気の不導体(不良導体)は、配管内を流動する際の摩擦等によって静電気が発生しやすく、蓄積されやすい。
- 人体に帯電した静電気を取り除くため、絶縁性の高い合成繊維の作業服を着用することが推奨される。
解答・解説
正解: 4
正解は「ガソリンなど第4類は電気を通しにくいため静電気が溜まりやすい」です。静電気が溜まりやすいのは金属などの良導体ではなく、ガソリンのような不良導体です。湿度は低いと静電気が溜まるので、高く保つのが対策です。流速は遅くする、作業服は綿素材が正しいです。
関連論点
静電気・接地
【ポイント】
静電気は電気を通しにくい不良導体(絶縁体)ほど蓄積しやすい。ガソリン・灯油などの第4類危険物は不良導体のため静電気が溜まりやすく、放電火花が点火源になる。接地(アース)が最も基本的な対策。
【よく問われること】
・不良導体(絶縁体)ほど静電気が蓄積しやすい(良導体の金属ではなくガソリンや合成繊維が危険)
・静電気対策:接地(アース)・湿度を高く保つ・流速を遅くする・綿素材の作業服を着用
・静電誘導:帯電体を近づけると接触なしに電荷が誘起される
【数値・例外】
・合成繊維の作業服は静電気を蓄積しやすく危険→綿素材を使用
・湿度が低いと静電気が蓄積しやすい(湿度を上げることが有効な対策)
・配管内の流速を速くすると静電気発生が増加するため、流速を遅くすることが重要
ひっかけパターン解説
静電気・安全対策の誤解
【どう騙されるか】
静電気の対策を「逆効果になる方法」に差し替える。「湿度を下げる」「流速を上げる」「合成繊維の作業服を着る」はすべて静電気が増える方向なのに、「対策として有効」として提示してくる。
【含まれるパターン】
・湿度の逆転設定:静電気を防ぐには湿度を「高く」保つのに「低く保つ(乾燥させる)」とすり替える。乾燥した状態の方が静電気が蓄積しやすいという逆効果な対策を提示。
・流速の逆転設定:配管内の流速を「遅く」するのが正しい対策なのに「速くして短時間で済ませる」というもっともらしい理由をつけて「速くする」に逆転させる。
・作業時の着衣ミス:綿素材(静電気が逃げやすい)が正しいのに「絶縁性の高い合成繊維の作業服」を対策として提示する。
・導体・絶縁体の誤解:「電気を通しやすい金属の方が静電気が蓄積しやすい」と逆転させる。正しくはガソリンのような電気を通しにくい不良導体こそ静電気が溜まりやすい。
【見破り方】
・静電気対策の正解を「4点セット」で覚える。①接地(アース)②湿度を高く③流速を遅く④綿素材の作業服。この4つ以外の選択肢は疑う。
・「流速を速くする」「湿度を下げる」「合成繊維を着る」が出てきたら即座に×と判断できるように訓練する。
・「電気を通しにくい(不良導体・絶縁体)もの」ほど静電気が溜まりやすい。ガソリンが典型例。
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