危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.074

乙4 過去問 基礎物理化学 No.074 ― 消火の4要素(消火方法)とその具体的な消火作用の説明として…

問題文

消火の4要素(消火方法)と、その具体的な消火作用の説明として、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 燃焼物に乾燥砂をかけて空気を遮断する消火方法は、可燃物を取り除く「除去消火」の一種である。
  2. 泡消火剤を用いて燃焼物の液面を覆う消火方法は、燃焼物の温度を下げる「冷却消火」を主たる原理としている。
  3. ガスの元栓を閉めて燃料の供給を断ち切る消火方法は、「除去消火」に該当する。
  4. 燃焼物に対して二酸化炭素消火剤を放射する消火方法は、燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る「抑制消火(負触媒効果)」に該当する。
  5. ハロゲン化物消火剤を放射する消火方法は、空気中の酸素濃度を15%以下に下げる「窒息消火」のみに依存している。

解答・解説

正解: 3

除去消火は可燃物そのものを取り除くか供給を断つ消火方法です。ガスの元栓を閉める・燃えている木材を取り除く・延焼防止のために周囲を壊すなどが例です。燃焼の三要素のうち「可燃物」を取り除きます。

関連論点

消火理論と消火剤
【ポイント】 消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。 【よく問われること】 ・冷却消火:水・強化液(温度を下げる) ・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる) ・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する ・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ) ・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり ・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用 【数値・例外】 ・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り) ・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり ・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大) ・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)

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