危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.079

乙4 過去問 基礎物理化学 No.079 ― 熱の性質や伝わり方に関する記述として誤っているものはどれか…

問題文

熱の性質や伝わり方に関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 熱伝導率は物質に固有の値であり、一般に金属などの固体は熱伝導率が大きい。
  2. 物質の状態による熱伝導率の大きさを比較すると、一般に気体が最も大きく、次いで液体、固体の順に小さくなる。
  3. 熱伝導率が小さい物質ほど、与えられた熱が内部に蓄積されやすいため、着火しやすく燃焼の危険性が高い。
  4. 比熱が大きい物質ほど、温度を上昇させるために多くの熱量を必要とするため、温まりにくく冷めにくい。
  5. 温度上昇に伴って体積が増加する割合を体膨張率といい、一般に気体の体膨張率は液体や固体のそれに比べて非常に大きい。

解答・解説

正解: 2

熱伝導率は固体>液体>気体の順に大きいです。固体は分子が密に詰まっているため熱が伝わりやすいです。気体は分子間の距離が大きいため熱伝導率が最も小さいです。断熱材に気体(空気)を含む素材が使われるのはこのためです。

関連論点

熱の性質
【ポイント】 熱の伝わり方は「伝導・対流・放射(輻射)」の3種類。なかでも熱放射は真空中でも伝わる唯一の形態で、太陽熱がその典型例。比熱が大きい物質は温まりにくく冷めにくい。 【よく問われること】 ・熱伝導:固体内部を伝わる(熱伝導率:固体>液体>気体) ・対流:液体・気体が動いて熱を運ぶ ・熱放射:電磁波として真空中でも伝わる(隣接建物への延焼の主因) ・比熱が大きい=温まりにくく冷めにくい(水の比熱は大きいため冷却消火に優れる) ・熱量の計算式:Q=質量×比熱×温度変化(ΔT) 【数値・例外】 ・水の比熱:約4.2 J/(g・K)(他の物質より非常に大きい) ・体膨張率の大きさ:気体>液体>固体 ・断熱材に空気を含む素材が使われるのは、気体の熱伝導率が最も小さいため

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