危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.082
乙4 過去問 基礎物理化学 No.082 ― 消火方法とその主たる消火原理(消火剤の作用)に関する次のA〜…
問題文
消火方法とその主たる消火原理(消火剤の作用)に関する次のA〜Dの記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 A. 粉末消火剤は、水と同様に比熱と気化熱が大きいため、燃焼物から熱を奪う「冷却効果のみ」で消火を行う。 B. 二酸化炭素消火剤は、燃焼物周辺の空気中の酸素濃度を低下させる「窒息効果」により消火を行う。 C. 泡消火剤は、燃焼物の液面を泡で覆うことによる「窒息効果」と、泡に含まれる水分による「冷却効果」を有する。 D. 乾燥砂は、燃焼物から熱を大量に奪う「冷却効果」を主たる消火原理としており、油火災に適している。
選択肢
- AとB
- BとC
- CとD
- AとD
- AとC
解答・解説
正解: 2
粉末消火剤の主な消火原理は燃焼の連鎖反応を断ち切る抑制効果(負触媒効果)です。冷却効果は主ではありません。リン酸塩類(ABC粉末)は普通・油・電気火災すべてに対応、炭酸水素塩類(BC粉末)は油・電気火災に対応します。
関連論点
消火理論と消火剤
【ポイント】
消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。
【よく問われること】
・冷却消火:水・強化液(温度を下げる)
・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる)
・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する
・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ)
・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり
・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用
【数値・例外】
・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り)
・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり
・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)
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