危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.083

乙4 過去問 基礎物理化学 No.083 ― 燃焼の三要素と消火方法の関係に関する記述として誤っているも…

問題文

燃焼の三要素と消火方法の関係に関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 燃焼の三要素のうち「可燃物」を取り除く消火方法を除去消火といい、ガス管の元栓を閉めることなどが該当する。
  2. 燃焼の三要素のうち「酸素供給源」を遮断する消火方法を窒息消火といい、不燃性の泡や砂で覆うことなどが該当する。
  3. 燃焼の三要素のうち「点火源」を取り除く消火方法とは、燃焼物周辺の可燃性ガス濃度を燃焼下限界未満に薄めることである。
  4. 消火を行うには、燃焼の三要素のうちどれか一つを取り除くか、または燃焼の連鎖反応を化学的に抑制すればよい。
  5. 燃焼の三要素のうち「点火源」を取り除く消火方法は、燃焼物から熱を奪って温度を引火点や発火点以下に下げる「冷却消火」に該当する。

解答・解説

正解: 3

点火源を取り除く消火方法は「冷却消火」です。水などで温度を下げて燃焼物の温度を引火点・発火点以下にします。水は比熱・蒸発熱が大きいため冷却効果が高いです。ただし油火災への棒状放水は厳禁です。

関連論点

燃焼の基礎と形式
【ポイント】 燃焼とは「熱と光を伴う急激な酸化反応」であり、可燃物・酸素供給源・点火源の三要素が同時に揃って初めて起きる。消火はこの三要素のどれかを取り除くことで実現する。 【よく問われること】 ・燃焼は「酸化反応」(分解反応は誤り) ・燃焼範囲は「下限界が低いほど」「幅が広いほど」危険性が大きい ・燃焼形式の区別:液体=蒸発燃焼/木や紙=分解燃焼/コークス・木炭=表面燃焼/第5類=内部(自己)燃焼 ・第5類は分子内に酸素を含むため外部の酸素なしに燃焼でき、窒息消火は無効 【数値・例外】 ・ジエチルエーテルの燃焼範囲:1.9〜48vol%(幅が非常に広く危険) ・ガソリンの燃焼範囲:1.4〜7.6vol% ・不完全燃焼で発生するのは一酸化炭素(CO)/完全燃焼では二酸化炭素(CO₂) ・上限界が「高い」ほど燃焼範囲が広くなり危険(「上限界が高いと安全」は誤り)

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