危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.097
乙4 過去問 基礎物理化学 No.097 ― 消火の4要素(四原理)とその具体的な消火作用の組合せとして…
問題文
消火の4要素(四原理)と、その具体的な消火作用の組合せとして、正しいものはどれか。 A 不活性ガスを放射して燃焼物周囲の酸素濃度を低下させる ―― 除去消火 B ハロゲン化物消火剤を放射して燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る ―― 抑制消火 C 棒状の水を大量に放射して燃焼物の温度を引火点未満に下げる ―― 冷却消火 D 泡消火剤を用いて燃焼物の液面を覆い、空気を遮断する ―― 除去消火
選択肢
- AとB
- BとC
- CとD
- AとD
- BとD
解答・解説
正解: 2
A:不活性ガスで酸素濃度を低下させるのは窒息消火であり、除去消火ではありません。除去消火はガスの元栓を閉めるなど可燃物自体を取り除く方法です。B:ハロゲン化物消火剤で連鎖反応を断つのは抑制消火で正しい。C:水で温度を下げるのは冷却消火で正しい。D:泡で液面を覆い空気を遮断するのは窒息消火であり、除去消火ではありません。
関連論点
消火理論と消火剤
【ポイント】
消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。
【よく問われること】
・冷却消火:水・強化液(温度を下げる)
・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる)
・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する
・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ)
・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり
・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用
【数値・例外】
・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り)
・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり
・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)
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