危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.037
乙4 過去問 性質・消火 No.037 ― 第4類危険物の取扱いにおける静電気対策として正しいものはど…
問題文
第4類危険物の取扱いにおける静電気対策として、正しいものはどれか。
選択肢
- 金属などの導体は、プラスチックなどの絶縁体に比べて静電気が蓄積しやすいため、重点的に接地等の対策を行う必要がある。
- 空気中の湿度が低いほど静電気が空気中へ逃げやすくなるため、作業場内の湿度はできるだけ低く保つことが有効である。
- 危険物を取り扱う設備や配管等には、発生した静電気を蓄積させず有効に除去するために接地(アース)を設けることが基本である。
- 静電気の発生を抑えるため、作業服は絶縁性の高い合成繊維のものを着用することが推奨される。
- 第4類の危険物は電気の良導体が多く、流動や攪拌によって発生した静電気が容易に地中に逃げるため、静電気による引火の危険性は低い。
解答・解説
正解: 3
静電気の災害を防ぐには、設備に接地(アース)を設けて静電気を逃がす、湿度を高く保つ、流速を遅くする、導電性の作業服や靴を着用するといった対策が有効です。合成繊維の作業服は静電気が溜まりやすいので避けます。
関連論点
第4類の基本性状・取扱い・貯蔵
【ポイント】
第4類危険物は「常温で液体の引火性物質」。蒸気は空気より重い(蒸気比重>1)ため低所に滞留する。これが取扱い・貯蔵の注意点すべての根拠になる。
【よく問われること】
・蒸気は低所に滞留→排出は屋外の「高所」(低所は誤り)
・静電気対策:接地(アース)・流速を遅くする・湿度を高く保つ・綿素材作業服着用
・水没保存:二硫化炭素のみ可(液比重1.26)、ジエチルエーテルは不可(水に浮く)
・液比重>1の例外:二硫化炭素(1.26)・ニトロベンゼン(1.2)・クロロベンゼン(1.1)・アニリン(1.02)・酢酸(1.05)
・品名の引火点基準:第1石油類(21℃未満)→第2(21〜70℃未満)→第3(70〜200℃未満)→第4(200〜250℃未満)
【数値・例外】
・二硫化炭素の発火点:90℃(第4類で最低)、引火点:−30℃
・「第4類はすべて水より軽い」「すべて水に溶けない」はどちらも誤り
ひっかけパターン解説
静電気・安全対策の誤解
【どう騙されるか】
静電気の対策を「逆効果になる方法」に差し替える。「湿度を下げる」「流速を上げる」「合成繊維の作業服を着る」はすべて静電気が増える方向なのに、「対策として有効」として提示してくる。
【含まれるパターン】
・湿度の逆転設定:静電気を防ぐには湿度を「高く」保つのに「低く保つ(乾燥させる)」とすり替える。乾燥した状態の方が静電気が蓄積しやすいという逆効果な対策を提示。
・流速の逆転設定:配管内の流速を「遅く」するのが正しい対策なのに「速くして短時間で済ませる」というもっともらしい理由をつけて「速くする」に逆転させる。
・作業時の着衣ミス:綿素材(静電気が逃げやすい)が正しいのに「絶縁性の高い合成繊維の作業服」を対策として提示する。
・導体・絶縁体の誤解:「電気を通しやすい金属の方が静電気が蓄積しやすい」と逆転させる。正しくはガソリンのような電気を通しにくい不良導体こそ静電気が溜まりやすい。
【見破り方】
・静電気対策の正解を「4点セット」で覚える。①接地(アース)②湿度を高く③流速を遅く④綿素材の作業服。この4つ以外の選択肢は疑う。
・「流速を速くする」「湿度を下げる」「合成繊維を着る」が出てきたら即座に×と判断できるように訓練する。
・「電気を通しにくい(不良導体・絶縁体)もの」ほど静電気が溜まりやすい。ガソリンが典型例。
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