危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.045
乙4 過去問 性質・消火 No.045 ― 動植物油類においてアマニ油や桐油などの乾性油が自然発火を起…
問題文
動植物油類において、アマニ油や桐油などの乾性油が自然発火を起こすメカニズムについて、正しいものはどれか。
選択肢
- 布などに染み込んだ油が空気中の酸素と反応して分解熱を発生し、その熱が蓄積して引火点に達することで燃焼が始まる。
- 布などに染み込んだ油が空気中の酸素と反応して酸化熱を発生し、その熱が蓄積して発火点に達することで燃焼が始まる。
- 布などに染み込んだ油が空気中の酸素と反応して酸化熱を発生し、その熱が蓄積して引火点に達することで燃焼が始まる。
- 密閉された容器内で油の温度が上昇し、その蒸気が容器内の酸素と反応して爆発的に燃焼が始まる。
- 直射日光に当たることで油が急激に蒸発し、周囲の静電気火花により引火点に達して燃焼が始まる。
解答・解説
正解: 2
乾性油(ヨウ素価の大きい油)が布などに染み込み、空気と接触する面積が大きくなると酸化が進みやすくなります。酸化熱が蓄積して自然発火します。布を重ねたり密閉した容器に入れたりすると熱が逃げにくくなり危険です。
関連論点
動植物油類
【ポイント】
動植物油類は「動植物の油脂で引火点250℃未満」の物質。最大の出題ポイントは「ヨウ素価と自然発火の関係」。ヨウ素価が大きいほど不飽和脂肪酸が多く酸化されやすく、布に染み込むと自然発火する危険がある。
【よく問われること】
・乾性油(ヨウ素価130以上):亜麻仁油・桐油→自然発火の危険あり
・半乾性油(ヨウ素価100〜130):綿実油・ゴマ油・大豆油
・不乾性油(ヨウ素価100以下):オリーブ油・椿油・ヤシ油→自然発火しにくい
・布に染み込んだ乾性油が空気に触れ→酸化熱が蓄積→自然発火
・使用後の油のついたウエスを山積みにするのが最も危険
【数値・例外】
・指定数量:10000L(第4類で最大)
・乾性油の判定ライン:ヨウ素価130以上
・不乾性油の判定ライン:ヨウ素価100以下
・ウエスの自然発火防止策:広げて保管、または水に浸けて処分
ヨウ素価と自然発火
【ポイント】
動植物油類の自然発火はヨウ素価(不飽和脂肪酸の量の指標)が大きいほど起きやすい。「ヨウ素価130以上=乾性油=自然発火の危険あり」を基準に覚え、具体的な油の分類と発火メカニズムをセットで押さえる。
【よく問われること】
・乾性油(ヨウ素価130以上):亜麻仁油・桐油→酸化されやすく自然発火の危険大
・半乾性油(ヨウ素価100〜130):綿実油・ゴマ油・大豆油
・不乾性油(ヨウ素価100以下):オリーブ油・椿油・ヤシ油→自然発火しにくい
・自然発火のメカニズム:乾性油が布に染み込む→空気に触れる面積が大きい→酸化熱が蓄積→発火点に達して発火
・熱が逃げにくい状態(山積み・密閉)ほど危険
【数値・例外】
・ヨウ素価のボーダー:130以上が乾性油、100以下が不乾性油
・ウエスの保管:広げて置く、または水に浸けて処分(丸めた山積みは厳禁)
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