危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.058
乙4 過去問 性質・消火 No.058 ― アルコール類に分類されるメタノールの性状に関する記述として…
問題文
アルコール類に分類されるメタノールの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- 示性式はC2H5OHで表され、水と任意の割合で混ざり合う水溶性の液体である。
- 燃焼したときの炎は黄色で明るく輝くため、昼間でも火災の発見が容易である。
- 人体に対して無害であり、飲料用アルコールの主成分として用いられる。
- 強い毒性があり、蒸気を吸入したり誤飲したりすると視力障害等の中毒を起こす危険がある。
- 酸化するとアセトアルデヒドになり、さらに酸化すると酢酸になる。
解答・解説
正解: 4
メタノールは強い毒性があり、飲んだり蒸気を吸うと視力障害(失明)や死亡に至ることがあります。見た目はエタノール(飲用アルコール)と似ているため誤飲に注意が必要です。引火点11℃で常温でも危険です。
関連論点
アルコール類
【ポイント】
アルコール類は「炭素数1〜3の飽和一価アルコール」で、すべて水溶性のため通常の泡消火剤は使えない。耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)が必須。メタノールの毒性とエタノールとの混同が頻出。
【よく問われること】
・メタノール:引火点11℃、強毒性(失明・死亡)、酸化するとホルムアルデヒド→ギ酸
・エタノール:引火点13℃、酸化するとアセトアルデヒド→酢酸
・2-プロパノール(イソプロパノール):引火点12℃、消毒用アルコールとして使用
・すべて水溶性→通常の泡は使えない、耐アルコール泡を使用
・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物消火剤も使用可
【数値・例外】
・指定数量:400L(第1石油類水溶性と同じ)
・メタノールが酸化→ホルムアルデヒド、エタノールが酸化→アセトアルデヒド(逆は誤り)
・炭素数4以上のアルコールはアルコール類に分類されない(例:ブタノールは第2石油類)
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