危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.060
乙4 過去問 性質・消火 No.060 ― 第4類危険物の火災に対する消火方法の適否に関する記述として…
問題文
第4類危険物の火災に対する消火方法の適否に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- ガソリンや灯油などの火災に対しては、泡消火剤、二酸化炭素消火剤、粉末消火剤による窒息・抑制消火が適している。
- 水溶性液体であるアセトンやエタノールの火災には、通常の泡消火剤は泡が溶けてしまうため適さず、耐アルコール泡を使用する。
- 水は第4類危険物より重く、油が水に浮いて火災を拡大させる危険があるため、棒状の水を放射する消火方法は厳禁である。
- 水系の消火剤であっても、霧状に放射する場合は、油面を覆うことによる窒息効果と冷却効果が期待できるため、一部の第4類危険物の火災に適応する。
- 重油の火災に対しては、消火剤の浸透力を高めるため、水系の消火剤を棒状にして油面の深部に向けて強力に放射することが最も有効である。
解答・解説
正解: 5
油火災に棒状の水をかけると、燃えた油が水に浮いて広がり火災が大きくなるため厳禁です。油火災には泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物消火剤が適しています。水を使う場合は霧状に噴霧することで冷却効果が得られます。
関連論点
消火方法の適否
【ポイント】
第4類危険物の火災への消火剤の選び方は「油か水溶性か」で決まる。油火災への棒状放水は絶対禁止、水溶性液体への通常の泡も無効。この2つの原則が頻出。
【よく問われること】
・油火災に棒状の水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・非水溶性(ガソリン・灯油等):通常の泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物が有効
・水溶性(アセトン・メタノール等):通常の泡は無効→耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)が必要
・二酸化炭素:密閉空間では酸欠の危険あり、抑制効果はなし(窒息+冷却のみ)
・ハロゲン化物:抑制効果(負触媒効果)が主、少量でも高い消火効果
【数値・例外】
・泡消火剤の消火原理:窒息効果+冷却効果の両方
・霧状の水は油火災にも冷却効果あり(棒状は不可)
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