危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.076

乙4 過去問 性質・消火 No.076 ― 特殊引火物であるジエチルエーテルの性状や取扱いに関する記述と…

問題文

特殊引火物であるジエチルエーテルの性状や取扱いに関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 引火点は-45℃であり、特殊引火物の中でも極めて低く引火しやすい。
  2. 蒸気には麻酔作用があり、吸入すると意識を失うなどの中毒を起こすおそれがある。
  3. 空気と接触し、加圧されることによって爆発性の過酸化物を生成する危険があるため、通風のよい場所に加圧を避けて保存する。
  4. 発生する可燃性蒸気は空気の約2.6倍の重さがあり、低所に滞留して遠くの火源から引火する危険がある。
  5. 燃焼範囲が約1.9~36vol%と広いため、火災や爆発の危険性が非常に高い。

解答・解説

正解: 3

ジエチルエーテルは空気や日光に長期間触れると、爆発性の過酸化物を生成します。これが加熱や衝撃で爆発する危険があります。そのため茶色い遮光瓶に入れて冷暗所で保存し、長期保存は避けます。

関連論点

特殊引火物
【ポイント】 特殊引火物は「発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下」の物質。代表4種の個別性質と保存方法の違いを正確に覚えることが核心。 【よく問われること】 ・二硫化炭素:発火点90℃(第4類で最低)、引火点−30℃、非水溶性、液比重1.26、水没保存、燃焼で二酸化硫黄(有毒)発生 ・ジエチルエーテル:引火点−45℃、燃焼範囲1.9〜48vol%(非常に広い)、日光で爆発性の過酸化物生成→冷暗所保存、麻酔性あり ・アセトアルデヒド:引火点−39℃、沸点20℃、水溶性、分解でメタン+一酸化炭素(CO₂は誤り) ・酸化プロピレン:引火点−37℃、水溶性、銅・銀・マグネシウム製容器は使用不可 【数値・例外】 ・水没保存:二硫化炭素のみ(ジエチルエーテルは液比重0.71で水に浮く) ・水溶性:アセトアルデヒド・酸化プロピレン 非水溶性:二硫化炭素・ジエチルエーテル ・指定数量:一律50L

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