危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.006
乙4 過去問 法令 No.006 ― 法令上製造所等に設ける標識及び掲示板の技術上の基準について…
問題文
法令上、製造所等に設ける標識及び掲示板の技術上の基準について、正しいものはどれか。
選択肢
- 製造所等に設ける標識は、幅0.3m以上、長さ0.6m以上の板としなければならない。
- 移動タンク貯蔵所の標識は、0.3m平方以上0.4m平方以下の黒地に赤色の反射塗料等で「危」と表示しなければならない。
- 掲示板には、貯蔵し、又は取り扱う危険物の類、品名、最大数量、指定数量の倍数のほか、消火方法を記載しなければならない。
- すべての製造所等の掲示板に、危険物保安監督者の氏名又は職名を記載しなければならない。
- 注意事項を表示する掲示板のうち、「禁水」を表示するものの色は、赤地に白色の文字としなければならない。
解答・解説
正解: 1
正解は「標識の大きさは幅0.3m以上・長さ0.6m以上」です。移動タンク貯蔵所の「危」の文字は黄色(赤ではない)です。掲示板に消火方法の記載義務はありません。保安監督者の氏名を書くのは監督者が必要な施設だけです。「禁水」の掲示板は青地に白文字(赤地ではない)です。
関連論点
危険物取扱者の権限・標識・その他
【ポイント】
甲・乙・丙種の権限の違い、標識・掲示板の規格・記載事項、免状の申請先を整理する。丙種は「立会い不可・保安監督者不可」が最大の制限。
【よく問われること】
・甲種:全類の取扱い・立会いが可能
・乙種:免状の類のみ取扱い・立会いが可能
・丙種:特定の第4類のみ可能、立会い不可、保安監督者不可
・標識の規格:幅0.3m以上・長さ0.6m以上
・移動タンクの標識:黒地に黄色で「危」、0.3m平方以上0.4m平方以下
・掲示板の記載:類・品名・最大数量・倍数(消火方法の記載義務なし)
・第4類の掲示板:「火気厳禁」(赤地に白文字)
【数値・例外】
・新規交付申請先:試験を受けた都道府県知事のみ
・書換え申請先:交付・居住地・勤務地の知事のいずれでも可
・再交付申請先:交付または書換えした都道府県知事のみ
・亡失免状の発見時:10日以内に再交付知事へ提出
ひっかけパターン解説
消火方法の誤適用
【どう騙されるか】
「水は冷却効果がある」「泡で消える」という一般的な知識を使って、本来やってはいけない消火方法を「有効」として提示する。消火設備の種別番号(第1〜5種)を1つズラして混乱させる手口も多い。
【含まれるパターン】
・油火災への不適切消火:「水は冷却効果が高い」という事実をもとに、ガソリン・灯油などの油火災に「棒状の水を放射する」を有効な消火方法として提示する。実際は油が飛び散り火災が拡大する最悪の手段。
・水溶性液体への消火ミス:アセトン・メタノール・エタノールなどの水溶性液体に「通常の泡消火剤」を使えばよいとする。実際は泡が溶けて消えてしまい無効。耐アルコール泡(水溶性液体用)が必要。
・消火設備の種別ズラし:屋内・屋外消火栓(第1種)、スプリンクラー(第2種)、泡・不活性ガスなど固定式(第3種)、大型消火器(第4種)、小型消火器・乾燥砂(第5種)の番号を1つズラして誤認させる。大型=第4種と小型=第5種の逆転も頻出。
【見破り方】
・油火災に棒状の水は「絶対禁止」。この一点は迷わず答えられるように確認する。霧状放水は油火災でも冷却効果あり(棒状とは異なる)。
・水溶性液体(アセトン・アルコール類など)の火災→通常の泡は無効→耐アルコール泡が必要、という流れを1セットで覚える。
・消火設備の種別は「1屋内外消火栓→2スプリンクラー→3固定式(泡など)→4大型消火器→5小型消火器・砂」の順番で数字と名前を対応させて覚える。
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