危険物取扱者 乙種第4類 / 法令 / 問題 No.062

乙4 過去問 法令 No.062 ― 法令上製造所等の変更許可及び危険物の仮貯蔵・仮取扱いの承認…

問題文

法令上、製造所等の変更許可及び危険物の仮貯蔵・仮取扱いの承認に関する手続き等の期限について、正しいものはどれか。

選択肢

  1. 製造所等の位置、構造又は設備を変更しようとする者は、変更工事を開始した日から10日以内に市町村長等の許可を受けなければならない。
  2. 指定数量以上の危険物を仮に貯蔵し、又は取り扱う場合は、あらかじめ市町村長等の許可を受けなければならない。
  3. 変更工事に係る部分以外の部分を仮に使用する場合は、使用を開始しようとする日の10日前までに消防長又は消防署長の承認を受けなければならない。
  4. 製造所等の位置、構造又は設備を変更しようとする者は、変更の工事に着手する前に、市町村長等の許可を受けなければならない。
  5. 指定数量以上の危険物を仮に貯蔵し、又は取り扱うことができる期間は、消防長又は消防署長の承認を受けた日から起算して15日以内である。

解答・解説

正解: 4

製造所等の位置・構造・設備を変更するには市町村長等の「許可」が必要です。工事が終わったら完成検査を受けて合格してから使用できます。変更工事中に工事していない部分を使う「仮使用」には市町村長等の承認が必要です。

関連論点

製造所等の設置・変更許可
【ポイント】 製造所等の「設置」と「位置・構造・設備の変更」はどちらも市町村長等の「許可」が必要。変更工事中の仮使用も「市町村長等の承認」。承認者を「消防長・消防署長」にすり替える問題が頻出。 【よく問われること】 ・設置・変更:市町村長等の「許可」が必要 ・完成後:完成検査に合格してから使用可 ・仮使用(変更工事中に工事していない部分を使う):市町村長等の「承認」(許可ではない) ・製造所の構造基準:地階を設けてはならない、耐火構造の壁・開口部なし、液体危険物の床は傾斜と貯留設備、可燃性蒸気は高所に排出 【数値・例外】 ・「仮使用」の承認者=市町村長等 「仮貯蔵・仮取扱い」の承認者=消防長・消防署長(この2つの混同が最頻出) ・品名・数量の変更:変更の10日前までに届出 ・免状の書換えが必要な変更:氏名・本籍地の都道府県の変更のみ(住所変更は不要)
仮貯蔵・仮取扱いの承認
【ポイント】 製造所等以外での指定数量以上の危険物の仮貯蔵・仮取扱いには「所轄消防長または消防署長」の承認が必要。「市町村長等」「許可」「10日以内」の3点を正確に覚えることが核心。「市町村長等」にすり替えたひっかけが最頻出。 【よく問われること】 ・承認権者:所轄消防長または消防署長(市町村長等は誤り) ・手続きの種別:「承認」(許可でも届出でもない) ・期間:10日以内 ・仮使用(工事中の部分使用)の承認者は市町村長等(仮貯蔵と逆) 【数値・例外】 ・仮貯蔵の承認者=消防長・消防署長 仮使用の承認者=市町村長等(この逆が頻出ひっかけ) ・指定数量未満は消防法ではなく市町村条例の規制対象

ひっかけパターン解説

数値・期限のズラし
【どう騙されるか】 試験で必ず出る「具体的な数字」を微妙にズラしたり、似た数値を入れ替えたりして正誤判断を狂わせる。数字に自信がないと「なんとなく正しそう」と通過させてしまう。 【含まれるパターン】 ・数値のズラし:引火点と発火点の数値を入れ替える。「二硫化炭素の引火点は90℃」→誤り。90℃は発火点、引火点は−30℃。灯油の発火点(220℃)とガソリンの発火点(300℃)の大小も逆転させてくる。 ・例外の隠ぺい:「第4類はすべて水より軽い」「すべて水に溶けない」のように、原則を全体に拡大して例外(二硫化炭素・酢酸・アニリンなど液比重>1の物質)を隠す。 ・保存期間のズラし:定期点検記録の保存期間を「3年→5年」にズラす。地下タンクの漏れ点検記録(10年)と通常記録(3年)も混同させてくる。 ・届出期限のズラし:「遅滞なく」行う届出(廃止・譲渡・監督者の選任解任)を「10日以内」や「あらかじめ」に変える。品名変更の「10日前まで」との混同も狙ってくる。 【見破り方】 ・数字が出てきたら「これは引火点か、発火点か」を必ず確認する。90℃=二硫化炭素の「発火点」と決め打ちで覚える。 ・「全部〜」「すべて〜」という全称表現が出たら例外がないか疑う。第4類で液比重>1の例外リスト(二硫化炭素・ニトロベンゼン・クロロベンゼン・アニリン・酢酸・エチレングリコール)を即座に思い浮かべる。 ・届出に「10日以内」「30日以内」などの日数が入っていたら「本当にそんな期限があるか」を疑う。廃止・譲渡・選任解任は「遅滞なく」(期限なし)が正解。

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