危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.029
乙4 過去問 基礎物理化学 No.029 ― 消火の4要素のうち「抑制消火(負触媒効果)」に関する記述とし…
問題文
消火の4要素のうち「抑制消火(負触媒効果)」に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- 燃焼物周辺の空気中の酸素濃度を低下させることにより、燃焼を停止させる消火方法である。
- ハロゲン化物消火剤や粉末消火剤を用い、燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切ることにより消火する方法である。
- 水や強化液を大量に放射し、燃焼物の温度を引火点や発火点以下に下げることにより消火する方法である。
- ガスの元栓を閉めたり、可燃物を周囲から取り除いたりして、燃焼の継続を断つ消火方法である。
- 泡消火剤を用いて燃焼物の表面を覆い、酸素の供給を遮断するとともに連鎖反応を抑制する方法である。
解答・解説
正解: 2
抑制消火は、ハロゲン化物消火剤やリン酸塩類の粉末消火剤が燃焼の連鎖反応を化学的に止める消火方法です(負触媒効果)。炎の中の活性基(OH・Hなど)を捕まえて連鎖反応を断ち切ります。物理的に酸素を遮断する窒息消火とは仕組みが違います。
関連論点
消火理論と消火剤
【ポイント】
消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。
【よく問われること】
・冷却消火:水・強化液(温度を下げる)
・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる)
・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する
・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ)
・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり
・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用
【数値・例外】
・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り)
・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり
・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)
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