危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.030
乙4 過去問 基礎物理化学 No.030 ― 燃焼の形式に関する記述として正しいものはどれか…
問題文
燃焼の形式に関する記述として、正しいものはどれか。
選択肢
- ガスコンロの燃焼は、可燃性ガスが空気と混ざりながら燃焼する拡散燃焼である。
- 木炭やコークスは、加熱により発生した可燃性ガスが燃焼する分解燃焼を行う。
- セルロイドなどの第5類危険物は、分子内に含有する酸素を利用して燃焼する内部燃焼(自己燃焼)を行うため、外部からの酸素供給は不要である。
- ニトロセルロースの内部燃焼(自己燃焼)を継続させるためには、周囲の空気から十分な酸素が供給されなければならない。
- 水素などの可燃性ガスが、あらかじめ空気と混合された状態で燃焼する形式を表面燃焼という。
解答・解説
正解: 3
第5類危険物(自己反応性物質)は分子内に可燃分と酸素の両方を含むため、外部の酸素がなくても燃焼・爆発します。そのため窒息消火は効果がなく、大量の水で冷却するのが有効です。加熱・衝撃・摩擦を避けて保存します。
関連論点
燃焼の基礎と形式
【ポイント】
燃焼とは「熱と光を伴う急激な酸化反応」であり、可燃物・酸素供給源・点火源の三要素が同時に揃って初めて起きる。消火はこの三要素のどれかを取り除くことで実現する。
【よく問われること】
・燃焼は「酸化反応」(分解反応は誤り)
・燃焼範囲は「下限界が低いほど」「幅が広いほど」危険性が大きい
・燃焼形式の区別:液体=蒸発燃焼/木や紙=分解燃焼/コークス・木炭=表面燃焼/第5類=内部(自己)燃焼
・第5類は分子内に酸素を含むため外部の酸素なしに燃焼でき、窒息消火は無効
【数値・例外】
・ジエチルエーテルの燃焼範囲:1.9〜48vol%(幅が非常に広く危険)
・ガソリンの燃焼範囲:1.4〜7.6vol%
・不完全燃焼で発生するのは一酸化炭素(CO)/完全燃焼では二酸化炭素(CO₂)
・上限界が「高い」ほど燃焼範囲が広くなり危険(「上限界が高いと安全」は誤り)
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