危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.032
乙4 過去問 基礎物理化学 No.032 ― 消火の4要素(消火方法)とその具体的な消火作用の組合せとし…
問題文
消火の4要素(消火方法)と、その具体的な消火作用の組合せとして、正しいものはどれか。
選択肢
- 燃焼しているガス管の元栓を閉める ―― 窒息消火
- 木材の火災に対して、棒状の水を大量に放射する ―― 抑制消火
- アルコール火災に対して、水溶性液体用泡消火剤で液面を覆う ―― 冷却消火
- 天ぷら鍋の油火災に対して、ハロゲン化物消火剤を放射し連鎖反応を断つ ―― 抑制消火
- 燃焼している油火災に対して、粉末消火剤を放射する ―― 除去消火
解答・解説
正解: 4
抑制消火(負触媒効果)とは、燃焼の連鎖反応を化学的に止める消火方法です。ハロゲン化物消火剤やリン酸塩類の粉末消火剤が炎の中の活性基を捕まえて反応を断ち切ります。物理的に酸素を遮断する窒息消火とは仕組みが違います。
関連論点
消火理論と消火剤
【ポイント】
消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。
【よく問われること】
・冷却消火:水・強化液(温度を下げる)
・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる)
・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する
・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ)
・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり
・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用
【数値・例外】
・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り)
・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり
・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)
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