危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.067
乙4 過去問 基礎物理化学 No.067 ― 引火と発火の違い及び燃焼範囲に関する記述として誤っている…
問題文
引火と発火の違い、及び燃焼範囲に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 引火とは、可燃性液体から発生する蒸気に火源(点火源)を近づけたときに燃焼を開始する現象である。
- 発火とは、他から火源を与えなくても、加熱された物質が自ら発熱し燃焼を開始する現象である。
- 可燃性蒸気の濃度が燃焼範囲(爆発限界)の下限界を下回っている場合は、可燃性蒸気が少なすぎるため、点火源を与えても燃焼しない。
- 可燃性蒸気の濃度が燃焼範囲(爆発限界)の上限界を超えている場合であっても、点火源となる十分なエネルギーを与えれば燃焼する。
- 燃焼範囲の下限界と上限界の値は可燃性ガスの種類によって異なり、一般にその幅が広いものほど引火や爆発の危険性が大きい。
解答・解説
正解: 4
可燃性蒸気が燃えるのは濃度が燃焼範囲(爆発限界)内にあるときだけです。濃度が下限界より低すぎても、上限界より高すぎても燃えません。下限界を下回るように換気することが火災防止の基本です。
関連論点
燃焼の基礎と形式
【ポイント】
燃焼とは「熱と光を伴う急激な酸化反応」であり、可燃物・酸素供給源・点火源の三要素が同時に揃って初めて起きる。消火はこの三要素のどれかを取り除くことで実現する。
【よく問われること】
・燃焼は「酸化反応」(分解反応は誤り)
・燃焼範囲は「下限界が低いほど」「幅が広いほど」危険性が大きい
・燃焼形式の区別:液体=蒸発燃焼/木や紙=分解燃焼/コークス・木炭=表面燃焼/第5類=内部(自己)燃焼
・第5類は分子内に酸素を含むため外部の酸素なしに燃焼でき、窒息消火は無効
【数値・例外】
・ジエチルエーテルの燃焼範囲:1.9〜48vol%(幅が非常に広く危険)
・ガソリンの燃焼範囲:1.4〜7.6vol%
・不完全燃焼で発生するのは一酸化炭素(CO)/完全燃焼では二酸化炭素(CO₂)
・上限界が「高い」ほど燃焼範囲が広くなり危険(「上限界が高いと安全」は誤り)
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