危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.070

乙4 過去問 基礎物理化学 No.070 ― 泡消火剤の種類と特性に関する記述として誤っているものはどれ…

問題文

泡消火剤の種類と特性に関する記述として、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. 泡消火剤は、燃焼物の液面を泡で覆うことによる窒息効果と、泡に含まれる水分による冷却効果により消火する。
  2. 化学泡消火薬剤は、炭酸水素ナトリウムと硫酸アルミニウムの水溶液が化学反応を起こす際に生じる二酸化炭素の泡を利用する。
  3. 水に溶けないガソリンや灯油などの油火災(B火災)に対しては、通常の泡消火剤(機械泡や化学泡)による消火が極めて有効である。
  4. アセトンやメタノールなどの水溶性液体の火災に対しては、通常の泡消火剤が有効に泡膜を形成し、優れた消火効果を発揮する。
  5. 泡消火剤は多量の水分を含んでいるため、感電の危険がある電気火災(C火災)への使用には適応しない。

解答・解説

正解: 4

アセトン・メタノールなどの水溶性液体の火災に通常の泡消火剤を使うと、泡が液体に溶けて消えてしまいます。必ず「耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)」を使います。

関連論点

消火理論と消火剤
【ポイント】 消火の四要素(冷却・窒息・除去・抑制)と各消火剤の組み合わせを正確に対応させることが重要。特に「抑制消火(負触媒効果)」はハロゲン化物・リン酸塩類粉末の特徴で、連鎖反応を化学的に断ち切る。 【よく問われること】 ・冷却消火:水・強化液(温度を下げる) ・窒息消火:泡・二酸化炭素・乾燥砂(酸素濃度を15%以下に下げる) ・除去消火:ガスの元栓を閉める・可燃物を撤去する ・抑制消火:ハロゲン化物・リン酸塩類(ABC)粉末(連鎖反応を断つ) ・泡消火剤は窒息+冷却の両方の効果あり ・水溶性液体(アセトン・メタノール等)の火災には「耐アルコール泡」を使用 【数値・例外】 ・窒息消火の酸素濃度基準:15%以下(21%以下は誤り) ・二酸化炭素は密閉空間で酸欠の危険あり ・油火災への棒状放水は厳禁(油が飛び散り火災拡大) ・粉末消火剤の主効果は冷却ではなく抑制(負触媒効果)

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