危険物取扱者 乙種第4類 / 基礎物理化学 / 問題 No.092

乙4 過去問 基礎物理化学 No.092 ― 可燃物の種類とその燃焼形式に関する記述として正しいものはど…

問題文

可燃物の種類とその燃焼形式に関する記述として、正しいものはどれか。

選択肢

  1. ガソリンや灯油などの引火性液体は、加熱により熱分解して可燃性ガスを発生し燃焼する分解燃焼を行う。
  2. 木炭やコークスは、加熱により発生した可燃性ガスが燃焼する分解燃焼を行う。
  3. アルミニウム粉や亜鉛粉などの金属粉は、加熱により融解・気化し、発生した可燃性蒸気が燃焼する蒸発燃焼を行う。
  4. セルロイドやニトロセルロースなどの第5類危険物は、分子内に含有する酸素を利用して燃焼する内部燃焼(自己燃焼)を行う。
  5. 木材や紙、石炭などは、熱分解や蒸発を伴わず、固体が高温を保ちながら表面で直接酸素と反応する表面燃焼を行う。

解答・解説

正解: 4

第5類危険物(自己反応性物質)は分子内の酸素を使って外部の酸素なしに燃焼・爆発します。そのため窒息消火は効果がなく、大量の水で冷却するのが有効です。

関連論点

燃焼の基礎と形式
【ポイント】 燃焼とは「熱と光を伴う急激な酸化反応」であり、可燃物・酸素供給源・点火源の三要素が同時に揃って初めて起きる。消火はこの三要素のどれかを取り除くことで実現する。 【よく問われること】 ・燃焼は「酸化反応」(分解反応は誤り) ・燃焼範囲は「下限界が低いほど」「幅が広いほど」危険性が大きい ・燃焼形式の区別:液体=蒸発燃焼/木や紙=分解燃焼/コークス・木炭=表面燃焼/第5類=内部(自己)燃焼 ・第5類は分子内に酸素を含むため外部の酸素なしに燃焼でき、窒息消火は無効 【数値・例外】 ・ジエチルエーテルの燃焼範囲:1.9〜48vol%(幅が非常に広く危険) ・ガソリンの燃焼範囲:1.4〜7.6vol% ・不完全燃焼で発生するのは一酸化炭素(CO)/完全燃焼では二酸化炭素(CO₂) ・上限界が「高い」ほど燃焼範囲が広くなり危険(「上限界が高いと安全」は誤り)

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