危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.010
乙4 過去問 性質・消火 No.010 ― 第4類危険物の貯蔵に関する注意事項として誤っているものはど…
問題文
第4類危険物の貯蔵に関する注意事項として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 引火を防止するため、みだりに火気を近づけないようにする。
- みだりに蒸気を発生させないため、容器は密栓して保存する。
- 可燃性蒸気を滞留させないため、貯蔵場所の通風や換気をよく行う。
- 自然発火を防止するため、すべての第4類危険物は必ず液温を引火点以下に保たなければならない。
- 可燃性蒸気を発生させないため、液面に水を張って貯蔵する危険物もある。
解答・解説
正解: 4
誤りは「すべての第4類は必ず引火点以下に保たなければならない」とした選択肢です。引火点以下に保つのは引火防止の対策であり、自然発火防止とは別の話です。自然発火は発火点に達したときに起こります。二硫化炭素を水の中に沈めて保管するのは正しい記述です。
関連論点
第4類の基本性状・取扱い・貯蔵
【ポイント】
第4類危険物は「常温で液体の引火性物質」。蒸気は空気より重い(蒸気比重>1)ため低所に滞留する。これが取扱い・貯蔵の注意点すべての根拠になる。
【よく問われること】
・蒸気は低所に滞留→排出は屋外の「高所」(低所は誤り)
・静電気対策:接地(アース)・流速を遅くする・湿度を高く保つ・綿素材作業服着用
・水没保存:二硫化炭素のみ可(液比重1.26)、ジエチルエーテルは不可(水に浮く)
・液比重>1の例外:二硫化炭素(1.26)・ニトロベンゼン(1.2)・クロロベンゼン(1.1)・アニリン(1.02)・酢酸(1.05)
・品名の引火点基準:第1石油類(21℃未満)→第2(21〜70℃未満)→第3(70〜200℃未満)→第4(200〜250℃未満)
【数値・例外】
・二硫化炭素の発火点:90℃(第4類で最低)、引火点:−30℃
・「第4類はすべて水より軽い」「すべて水に溶けない」はどちらも誤り
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