危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.017
乙4 過去問 性質・消火 No.017 ― 水溶性の第4類危険物に対する消火方法の記述として誤っている…
問題文
水溶性の第4類危険物に対する消火方法の記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- メタノールやエタノールの火災には、水溶性液体用泡消火剤(耐アルコール泡)を使用することが効果的である。
- アセトンの火災に対して、窒息効果を狙って通常の泡消火剤を大量に放射した。
- エタノールやアセトンなどの水溶性液体の火災には、通常の泡消火剤は泡が溶けてしまうため適さない。
- 水溶性の第4類危険物の火災には、二酸化炭素消火剤や粉末消火剤による窒息・抑制消火も有効である。
- ガソリン火災には通常の泡消火剤が適しているが、水溶性液体の火災には適応しないため使い分ける必要がある。
解答・解説
正解: 2
水溶性液体(アセトン・メタノール・アルコール類など)の火災に通常の泡消火剤を使うと、泡が溶けて消えてしまい効果がありません。水溶性液体の火災には「耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)」を使う必要があります。
関連論点
消火方法の適否
【ポイント】
第4類危険物の火災への消火剤の選び方は「油か水溶性か」で決まる。油火災への棒状放水は絶対禁止、水溶性液体への通常の泡も無効。この2つの原則が頻出。
【よく問われること】
・油火災に棒状の水は厳禁(油が飛び散り火災拡大)
・非水溶性(ガソリン・灯油等):通常の泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物が有効
・水溶性(アセトン・メタノール等):通常の泡は無効→耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)が必要
・二酸化炭素:密閉空間では酸欠の危険あり、抑制効果はなし(窒息+冷却のみ)
・ハロゲン化物:抑制効果(負触媒効果)が主、少量でも高い消火効果
【数値・例外】
・泡消火剤の消火原理:窒息効果+冷却効果の両方
・霧状の水は油火災にも冷却効果あり(棒状は不可)
ひっかけパターン解説
消火方法の誤適用
【どう騙されるか】
「水は冷却効果がある」「泡で消える」という一般的な知識を使って、本来やってはいけない消火方法を「有効」として提示する。消火設備の種別番号(第1〜5種)を1つズラして混乱させる手口も多い。
【含まれるパターン】
・油火災への不適切消火:「水は冷却効果が高い」という事実をもとに、ガソリン・灯油などの油火災に「棒状の水を放射する」を有効な消火方法として提示する。実際は油が飛び散り火災が拡大する最悪の手段。
・水溶性液体への消火ミス:アセトン・メタノール・エタノールなどの水溶性液体に「通常の泡消火剤」を使えばよいとする。実際は泡が溶けて消えてしまい無効。耐アルコール泡(水溶性液体用)が必要。
・消火設備の種別ズラし:屋内・屋外消火栓(第1種)、スプリンクラー(第2種)、泡・不活性ガスなど固定式(第3種)、大型消火器(第4種)、小型消火器・乾燥砂(第5種)の番号を1つズラして誤認させる。大型=第4種と小型=第5種の逆転も頻出。
【見破り方】
・油火災に棒状の水は「絶対禁止」。この一点は迷わず答えられるように確認する。霧状放水は油火災でも冷却効果あり(棒状とは異なる)。
・水溶性液体(アセトン・アルコール類など)の火災→通常の泡は無効→耐アルコール泡が必要、という流れを1セットで覚える。
・消火設備の種別は「1屋内外消火栓→2スプリンクラー→3固定式(泡など)→4大型消火器→5小型消火器・砂」の順番で数字と名前を対応させて覚える。
O-PASS で学習を続ける
危険物取扱者 乙種第4類の精選350問を、解説・論点タグ付きで無料演習できます。 間違えた問題だけを繰り返す復習モードで、最短合格を目指しましょう。
無料で学習を始める