危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.053
乙4 過去問 性質・消火 No.053 ― 第1石油類であるベンゼンの性状に関する記述として誤っている…
問題文
第1石油類であるベンゼンの性状に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 芳香族炭化水素であり、特有の芳香を有する無色透明の液体である。
- 人体に対して無害であるため、取り扱いの際に蒸気を吸入しても中毒を起こす危険性はない。
- 引火点は−11℃であり、常温(20℃)で引火の危険性がある。
- 冬季などの低温時(融点5.5℃)には凝固(氷結)しやすい性質がある。
- 水には溶けないが、アルコールやジエチルエーテルなどの有機溶剤にはよく溶ける。
解答・解説
正解: 2
ベンゼンは有毒で、蒸気を長期吸入すると白血病などの造血機能障害を引き起こします。第1石油類の非水溶性液体で引火点は−11℃と低く常温で危険です。発がん性があるため取り扱いには特に注意が必要です。
関連論点
第1石油類
【ポイント】
第1石油類は「引火点21℃未満」の物質。代表物質の水溶性・非水溶性の区別と指定数量の違い、各物質の個別特徴を整理することが核心。非水溶性200L・水溶性400Lと覚える。
【よく問われること】
・ガソリン:引火点−40℃以下、発火点約300℃、燃焼範囲1.4〜7.6vol%、非水溶性、自動車用はオレンジ色着色、静電気が溜まりやすい
・ベンゼン:引火点−11℃、発がん性・造血機能障害(最も毒性が高い)、非水溶性
・トルエン:引火点4℃、ベンゼンより毒性低い、非水溶性(果実臭は酢酸エチル)
・アセトン:引火点−20℃、水溶性、耐アルコール泡が必要
・ピリジン:引火点20℃、水溶性、悪臭あり
【数値・例外】
・非水溶性(ガソリン・ベンゼン・トルエン等):指定数量200L
・水溶性(アセトン・ピリジン等):指定数量400L
・灯油の発火点(約220℃)はガソリン(約300℃)より低いが、引火点は逆
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