危険物取扱者 乙種第4類 / 性質・消火 / 問題 No.068
乙4 過去問 性質・消火 No.068 ― アルコール類に分類されるメタノールエタノール2-プロパノ…
問題文
アルコール類に分類されるメタノール、エタノール、2-プロパノールの性状に関する記述として、誤っているものはどれか。
選択肢
- 3物質とも水と任意の割合で混ざり合う水溶性の液体であり、火災時には水溶性液体用泡消火剤(耐アルコール泡)が有効である。
- 3物質とも蒸気比重は1より大きく空気より重いが、液比重は1より小さいため水に浮く性質を持つ。
- エタノールは強い毒性を有しており、飲用したり蒸気を吸入したりすると視力障害等を起こす危険があるが、メタノールは飲料用アルコールの主成分として用いられる。
- メタノールを酸化すると有毒なホルムアルデヒドになり、エタノールを酸化するとアセトアルデヒドになる。
- 2-プロパノールは別名をイソプロピルアルコールといい、消毒用アルコールなどとして用いられる。
解答・解説
正解: 3
メタノールは強毒性で視力障害・死亡の危険があります。エタノールは飲用可能ですが多量摂取は危険です。この2つは見た目が似ており誤飲事故が起きています。メタノールの引火点(11℃)とエタノール(13℃)は近いので混同しないようにしましょう。
関連論点
アルコール類
【ポイント】
アルコール類は「炭素数1〜3の飽和一価アルコール」で、すべて水溶性のため通常の泡消火剤は使えない。耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)が必須。メタノールの毒性とエタノールとの混同が頻出。
【よく問われること】
・メタノール:引火点11℃、強毒性(失明・死亡)、酸化するとホルムアルデヒド→ギ酸
・エタノール:引火点13℃、酸化するとアセトアルデヒド→酢酸
・2-プロパノール(イソプロパノール):引火点12℃、消毒用アルコールとして使用
・すべて水溶性→通常の泡は使えない、耐アルコール泡を使用
・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物消火剤も使用可
【数値・例外】
・指定数量:400L(第1石油類水溶性と同じ)
・メタノールが酸化→ホルムアルデヒド、エタノールが酸化→アセトアルデヒド(逆は誤り)
・炭素数4以上のアルコールはアルコール類に分類されない(例:ブタノールは第2石油類)
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